「やばい、梅が落ちてる!」
と、ベランダから庭を眺めて、思わず叫んでしまった僕です。
せっかく実った梅が地面にゴロゴロ。
これ、もしかして、活用できるんじゃないかな?
でも、傷んでるし、どうしたらいいんだろうって、悩んでいませんか?
大丈夫、その落ちた梅、ぜーんぶ美味しく変身させちゃいましょう!
僕も毎年、この時期になると、落ち梅との格闘が始まります。
でも、諦めずに手をかけると、本当に美味しいものができるんですよ。
落ち梅、食べられる?
落ちた梅、傷ついてるし、青いのもあるし、大丈夫かなって心配になりますよね。
結論から言うと、ほとんどの場合、大丈夫です!
もちろん、カビが生えていたり、腐敗が進んでいるものは避けるべきです。
でも、ちょっとした傷や、色がつき始めているくらいなら、全く問題ありません。
特に、熟して黄色くなった梅は、甘い香りがして、まさに「完熟」のサイン。
ただ、青梅の生食だけは絶対に避けてくださいね。
お腹を壊してしまう可能性がありますから。
状態別! 落ち梅の利用方法
落ちた梅の状態によって、おすすめの加工法が変わってきます。
せっかく拾った梅だから、一つも無駄にしたくないですよね。
一緒に見ていきましょう!
青くて硬い梅には
もし、拾った梅がまだ青くてカチカチなら、梅肉エキスがおすすめです。
これは、梅の有効成分がギュッと詰まった、昔ながらの万能薬。
青梅をすりおろして、じっくり煮詰めるだけ。
ちょっと根気のいる作業だけど、風邪のひきはじめや、お腹の調子が悪いときに、すごく頼りになるんです。
あとは、カリカリ梅もいいですね。
青梅のシャキシャキした食感を活かせるのが魅力です。
僕も以前作ったことがあるんですが、あの独特の歯ごたえは、一度食べたらやみつきになりますよ。
少し傷がある青梅には
「あー、ちょっとぶつかって傷ついちゃったな」っていう青梅には、梅シロップがぴったりです。
傷があっても、エキスを抽出するから大丈夫。
むしろ、凍らせてから漬け込むと、細胞が壊れてエキスが出やすくなるんですよ。
氷砂糖と一緒に漬け込んで、あとは待つだけ。
夏場、キンキンに冷やした梅シロップを炭酸水で割って飲むと、もう最高のご褒美です。
僕は毎年、大量に作って、夏の間、ゴクゴク飲んでいます。
完熟して黄色い梅には
黄色く色づいて、ふんわり甘い香りがする完熟梅は、梅干しに最適です。
「落ちた梅で梅干しなんて…」と思うかもしれませんが、むしろ完熟梅だからこそ、美味しい梅干しができます。
南高梅も、全てが綺麗なものばかりじゃないんですよ。
傷があっても、しっかり塩漬けにすれば、問題なく美味しい梅干しになります。
僕も初めて梅干しを作った時は、うまくできるか心配でしたが、意外と簡単で、自家製梅干しの美味しさに感動しました。
あとは、梅ジャムや梅コンポートもおすすめです。
煮詰めることで、傷んだ部分も気にならなくなるし、甘酸っぱくて優しい味わいは、パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、色々な楽しみ方ができますよ。
僕はジャムにするとき、少しレモン汁を加えるのがお気に入りです。
落ちた梅を加工したら!保存のコツ
せっかく加工した梅、長く美味しく楽しみたいですよね。
保存のコツは、とにかく「清潔」にすることと、「空気に触れさせない」ことです。
加工する前に、梅を丁寧に洗い、水気をしっかり拭き取ることが大切です。
使う容器も、熱湯消毒やアルコール消毒をしっかり行いましょう。
梅干しや梅シロップなどは、梅酢やシロップがしっかり梅を覆うように漬け込むことで、カビの発生を防げます。
もしカビが生えてしまったら、その部分を丁寧に取り除けば大丈夫な場合もありますが、全体に広がっていたら残念ながら諦めるしかありません。
梅肉エキスは、酸が強いので常温で長期保存が可能ですが、密閉できる容器に入れて直射日光の当たらない場所で保管してくださいね。
今年は、落ちてしまった梅も、愛情を込めて、色々なものに変身させてみませんか?
きっと、想像以上に美味しくて、感動的な「梅仕事」になるはずですよ!
僕も、今年はどんな梅仕事にしようかなって、今からワクワクしています!