SBI証券「夜間PTS(Proprietary Trading System)取引」迷惑メールに注意!

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皆さん、こんにちは!セキュリティとITの最新情報に情熱を燃やすブロガーです。

最近、僕の元にも「SBI証券」を騙るフィッシングメールが届きました。

件名を見た瞬間、背筋が凍るような、なんとも嫌な予感がしたんですよ。

特に今、金融サービスを標的とした不正アクセスが多発しているからこそ、僕たち投資家は神経質にならざるを得ません。

今回、皆さんが検索して辿り着いたであろう、例のメールですね。

「平素よりSBI証券をご利用いただき、ありがとうございます。お客様の証券総合口座において、夜間PTS取引で以下の買い注文が確認されました。通常の操作環境と異なる環境からの取引のため、セキュリティ確認が必要です。」

この手のメールは、本当に巧妙で危険極まりないスミッシング(SMSを使ったフィッシング詐欺)の手口です。

不安でリンクをクリックしそうになっている人もいるかもしれませんが、落ち着いてください。

この記事で、本物と偽物を見分けるための超重要なポイントと、大切な資産を守るための具体的な対策を徹底的に解説していきます!

■目次

SBI証券「夜間PTS(Proprietary Trading System)取引」迷惑メール本文

平素よりSBI証券をご利用いただき、ありがとうございます。

お客様の証券総合口座において、夜間PTS(Proprietary Trading System)取引で以下の買い注文が確認されました。通常の操作環境(デバイスまたはネットワーク)と異なる環境からの取引のため、セキュリティ確認が必要です。

取引詳細

銘柄:三菱UFJフィナンシャル・グループ株式会社(コード:8306)

取引日:2025年9月9日

取引種別:現物買い(夜間PTS)

単価:¥1,509

数量:200株

合計金額:¥301,800

お心当たりのない場合、またはご本人による取引であることを確認するため、以下のリンクより24時間以内にセキュリティ認証手続きをお願いいたします。

SBI証券「夜間PTS(Proprietary Trading System)取引」迷惑メールの見分け方

まず、この「夜間PTSで買い注文」という通知、心当たりがないのに届いたら本当に焦りますよね。

詐欺師は、私たちに「不正な取引が行われている!」と信じ込ませ、緊急性を煽って考える余裕を与えずに、行動させようとします。

結論から言うと、そのメールは「偽物」である可能性が極めて高いです。

なぜなら、SBI証券を含む多くの金融機関が、フィッシング詐欺対策としてメールの配信方針を厳格化しているからです。

特に2025年4月25日以降、SBI証券は不正アクセスの状況を鑑み、パスワードなどの入力を求めるページへのURLはメールに記載しないという方針を取っていることが確認されています。

今回のメールのように、セキュリティ確認を促し、リンクをクリックさせようとするものは、その時点で危険信号だと判断できます。

怪しいメールを見抜くために、まずは以下の3点を徹底的にチェックしましょう。

一つは、送信元のメールアドレスです。

正規のSBI証券のメールアドレスは「@sbisec.co.jp」などの特定のドメインを利用していますが、たとえ送信者名が「SBI証券」でアドレスが「@sbisec.co.jp」に見えても、それは偽装されている場合があることを覚えておいてください。

フィッシングメールでは、一見SBI証券とは関係のない「@zzxysy.com」のようなドメインが使用されている事例があります。

次に、文面の「緊急性」と「不自然さ」を冷静に見極めてください。

詐欺メールは「24時間以内に対応しないとアカウントが制限される」など、時間的な制約を設けて私たちを追い込んできます。

そして、もしメール本文に不自然な日本語や誤字脱字があれば、それは詐欺師が送ってきた何よりの証拠です。

最近は日本語が自然になっているケースも多いですが、もし少しでも「ん?」と感じたら、それはあなたのセキュリティ感覚が正しいと教えてくれています。

SBI証券「夜間PTS(Proprietary Trading System)取引」対処法

この手の詐欺メール、特にSMSを使ったものは「スミッシング」と呼ばれ、開封率が高く、電話番号さえ知っていれば簡単に送れる手軽さから急増しています。

しかし、対策はシンプルです。

僕が最も大切にしてほしい防衛策、それは「メール内のリンクには絶対に触らない習慣をつけること」です。

不安を煽られても、反射的にリンクをクリックしてはいけません。

リンクをクリックしてしまうと、IDやパスワード、クレジットカード情報などを盗むために巧妙に作られた偽サイト(フィッシングサイト)に誘導されてしまいます。

では、どうやって本物の情報にアクセスすればいいのでしょうか?

それは、ブックマーク(お気に入り)や検索エンジンから、自分で正規のSBI証券のウェブサイトにアクセスすることです。

メールに記載されたリンクを使うのではなく、日頃から利用しているSBI証券の公式アプリや、ブラウザに登録したブックマークからログインし、メッセージボックスや取引履歴を確認してください。

もし本当に夜間PTSで買い注文が確認されていれば、公式サイトのログイン後のページに必ず公式の通知があるはずです。

また、ログインする際には、サイトのURLが「https://www.sbisec.co.jp/」などの正規のドメインであることを必ず確認しましょう。

さらに、セキュリティ対策は「多重防御」が鉄則です。

SBI証券では、不正アクセス対策としてFIDO認証やデバイス認証といったセキュリティサービスの利用を推奨し、強化を進めています。

まだ設定していない人は、これを機に二段階認証の設定状況を見直し、できる限りのセキュリティ強化を図ってください。

そして、何度も言いますが、SBI証券が電子メールやSMS、WEBサイト上のフォームで、皆さんのユーザーネーム、ログインパスワード、取引パスワードを照会することはありません

もし偽サイトでこれらの情報を入力する画面が表示されたら、すぐにブラウザを閉じるようにしてください。

やっちまった!被害時の緊急対応

「ああ、焦ってリンクをクリックして、パスワードを入力してしまったかもしれない!」

万が一、そうなってしまった場合でも、絶対に諦めてはいけません。

冷静沈着な対応が、被害を最小限に食い止める鍵となります。

まず第一に、急いで入力してしまったパスワード(ユーザーネーム、ログインパスワード、取引パスワードなど)を変更してください

もし他のWebサービスで同じパスワードを使い回している場合は、そちらのパスワードもすぐに変更することが重要です。

パスワードを変更することで、サイバー攻撃者が不正に入手した情報を使えなくすることができます。

次に、すぐにSBI証券のカスタマーサービスセンターへ連絡し、事情を説明してください

公式の連絡先は、メールではなく、正規のウェブサイトで確認した電話番号や問い合わせ窓口を利用してくださいね。

もし銀行口座やクレジットカードに関する情報を入力してしまった場合は、該当する金融機関やクレジットカード会社にも直ちに連絡してください。

不正利用の有無を確認し、会社によっては損害が補償される可能性があります。

リンクをクリックした際に、不正なアプリ(マルウェア)のダウンロードを促されたり、勝手にダウンロードが始まってしまった場合は、非常に危険です。

その場合は、すぐにスマホを機内モードにし、Wi-Fi接続も切って通信を遮断してください。

その後、ウイルス対策ソフトなどでウイルススキャンを実施し、マルウェアの駆除を行いましょう。

もしこれらの対応で解決できず、アカウントの乗っ取りなどの被害が実際に発生した場合は、警察庁のサイバー犯罪相談窓口に相談することも忘れないでください。

まとめ

フィッシング詐欺の手口は日々進化していますが、正しい知識と警戒心を持つことで、私たちは自分自身と大切な資産を守ることができます。

「おかしいな?」と感じた時の直感を信じること、そして「メールのリンクは踏まない」という鉄の掟を守りましょう。

一緒に、迷惑メールに負けない鉄壁のセキュリティ環境を築いていきましょうね!