「僕達はまだその星の校則を知らない」第6話、皆さんご覧になりましたか。
今回も心が温かくなるような、そして考えさせられる深いエピソードでしたね。
僕自身も、ドラマを見終わった後もしばらく余韻に浸っていました。
それでは、じっくりと振り返っていきましょう。
ぜひ最後までお付き合いください!
※当記事はネタバレに配慮して作成しています。
■目次
- 僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)wiki|6話までのストーリーの振り返り
- 僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)wiki|6話どんな話?
- 僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)|6話ストーリー解説
- 僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)|6話の感想は面白い?つまらない?
- 僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)|7話はどうなる?6話からの展開を予想・考察
- まとめ
僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)wiki|6話までのストーリーの振り返り
まず、これまでの物語を簡単におさらいしておきますね。
このドラマは、繊細な感性を持つ弁護士、白鳥健治さんが主人公です。
彼は少子化で共学になったばかりの私立高校「濱ソラリス高校」にスクールロイヤーとして派遣され、法律や校則だけでは解決できない若者たちの悩みに向き合っていますね。
健治さん自身、幼い頃から音や文字に「色」や「匂い」を感じる独特の感覚を持っていて、周りからは理解されず、いじめられて不登校になった辛い過去があります。 母親だけが彼の感性を受け入れてくれたのですが、母親を亡くしてからは父親との関係も疎遠になってしまいました。
そんな彼が居場所を見つけたのが、秩序のある「法律」の世界だったんです。
健治さんの心の支えになっているのは、ずっと寄り添ってくれた優しいおばあちゃんの可乃子さんですね。
第1話では、合併後の高校で導入されたジェンダーレス制服を巡る問題が描かれました。
生徒会長の鷹野さんと副会長の斎藤さんが不登校になってしまい、制服廃止を求める動きも出ましたね。
健治さんは模擬裁判を提案しましたが、理事長の尾碕さんは校則の重要性を説き、結果的に生徒の7割が現状維持を望むという「サイレントマジョリティ」の存在が示されました。
健治さんは、学校が嫌いだった自分とは対照的に、「学校が好き」だと目を輝かせる鷹野さんの言葉に衝撃を受け、閉鎖されていた天文ドームの扉を開きました。
尾碕さんが健治さんの名前に何か反応を示したのも、意味深な伏線だと感じましたよね。
続く第2話は、「失恋はいじめなのか?」というテーマでした。
生徒の藤村さんが失恋を「いじめ」だと訴えて不登校になってしまい、健治さんは法律に基づいて対応しようとしましたが、かえって事態を複雑にしてしまいました。
ここで国語教師の幸田珠々先生が、「傷ついたと声を上げられるだけで、みんな加害者になってしまったらどうなるの?」と健治さんに問いかけ、彼の視野を広げました。
健治さんが自身の過ちを認め、藤村さんの心に寄り添うことで、事態は前向きな方向へ進んでいきましたね。
健治さんが珠々先生の声を「けなげな鈴が銀色の粉をまきながら震えているようで、とても心地がいい」と表現したシーンには、僕も思わずキュンとしました。
第3話では、盗撮騒動が勃発しました。
生徒の三木さんが同級生の内田さんに盗撮されたと訴えましたが、健治さんと珠々先生の調査の結果、内田さんが撮ろうとしていたのは三木さんの肩にとまった珍しいテントウムシだったことが判明しました。
誤解が解け、二人の関係が深まるという、この年代ならではの微笑ましいアクシデントでしたね。
この回で健治さんは、廃部寸前だった天文部の顧問になることを自ら志願しました。
そして第4話は、副校長さんのミスで全校生徒に期末テストの成績が誤公開されてしまうという、個人情報漏洩のトラブルが起きました。
特に成績最下位だった江見さんが「トンチンカンな面あり」と書かれたことに深く傷つきましたが、健治さんは彼女と天文談義で盛り上がり、理解を深めていきました。
江見さんのお母さんが副校長さんの退職を求めないと言った時、健治さんが生徒たちの心に寄り添った結果だと感じましたね。
そして前回、第5話。
夏休み中に天文ドームが閉鎖されることになり、生徒たちの希望で健治さんの自宅で天文部の夏合宿を行うことになりました。
最初は戸惑っていた健治さんも、生徒たちの純粋な願いに応えたいという気持ちが芽生え、自宅に招き入れました。
合宿では、珠々先生も加わり、普段学校で見せる顔とは違う、リラックスした健治さんの姿が見られました。
そして、この回で一番印象的だったのは、健治さんが珠々先生に初めて、自分の辛い過去を打ち明けたことですよね。
いじめられていたこと。
母親が亡くなってから、彼の感性を理解してくれない父親に突き放され、おばあちゃんの家に預けられたこと。
そして、「法律」という逃げ場を見つけ、弁護士になった経緯。
全てを話し終えた健治さんが、まるで電池が切れたように珠々先生の肩にもたれかかり、そのまま膝枕で眠ってしまうシーンは、視聴者も思わず「キュン」としましたし、二人の関係性が一気に深まった瞬間でした。
健治さんの父親と理事長の尾碕さんに昔からの繋がりがあることも明らかになり、物語の縦軸が少しずつ見えてきましたね。
本当に美しいロケシーンと、繊細な心理描写が光る回で、夏の夜空に願いを込めるような、青春のきらめきを感じさせてくれました。
僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)wiki|6話どんな話?
【公式サイト あらすじ をもとに解説】
引用:https://www.ktv.jp/bokuhoshi/story/s6.html
成績優秀な生徒にカンニングの疑いが浮上し、背景には厳格な父親の存在が。自身の親子関係と重なり、苦しむ生徒を救済したいと考えた健治(磯村勇斗)は…
夏休みが終わりを迎える頃、尾碕(稲垣吾郎)は健治(磯村勇斗)の父・誠司(光石研)と20年ぶりに再会。かつて同じ学校の教壇に立っていた2人は当時を思い返し、やがて健治のことに話が及ぶ。
2学期を迎えた学校では、夏合宿を経て、健治が珠々(堀田真由)を意識するように。しかも、その思いは、天文部の一部の部員に気付かれているようだった。その天文部では、整備が終わった天文ドームで、早速観測会をやろうと盛り上がる。するとそこへ鷹野(日高由起刀)と北原(中野有紗)がやって来て、健治は「犯罪の現場に居合わせたかもしれない」と北原から相談を受ける。聞けば、2人が通う予備校の模試で、有島(栄莉弥)がカンニングするところを目撃したという。
健治から報告を受けた井原(尾美としのり)は、「そんなバカな!」と信じがたい様子。それもそのはず、医者の息子である有島は医学部進学を目指し、入学当初から優秀な成績を収めてきたのだ。しかし、担任の巌谷(淵上泰史)によれば、最近は成績が伸び悩んでいて、さらに、普段から息子の成績に目を光らせている父親から突然、一般入試から推薦に変更を希望する連絡があったという。井原たちは不正の実態を含め、学校推薦にふさわしい生徒かどうか次のテストで見極めようとするが、健治はその前に有島を正しい道へ導くべきだと進言。すると、テスト当日になぜか健治が教壇に立つことになり…。
僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)|6話ストーリー解説
【公式サイトあらすじ、ニュースやX(旧twitter)投稿、感想ブログなどをもとに解説】
さて、今回の第6話のストーリーです。
夏休みが明けて新学期が始まり、夏合宿を経て、健治さんが珠々先生を意識し始めた様子が描かれました。
その健治さんの気持ちは、天文部の一部の生徒たちにも気づかれているようでしたね。
整備が終わった天文ドームで観測会を計画して盛り上がっていた天文部のもとに、生徒会の鷹野さんと北原さんがやってきました。
そして、二人が通う予備校の模試で、有島ルカさんがカンニングをしているのを目撃したと健治さんに相談を持ちかけました。
有島さんは医者の息子で、医学部進学を目指す優秀な生徒でしたが、最近成績が伸び悩んでいるようでした。
さらに、有島さんの父親が、一般入試から推薦入試への変更を希望しているという連絡が学校に入っていたんです。
井原校長先生は信じられない様子でしたが、健治さんはテストで合否を判断する前に、有島さんを正しい道へ導くべきだと主張しました。
そしてなぜか、テスト当日に健治さんが教壇に立つことになったんです。
健治さんはカンニングが犯罪になり得る行為だと生徒たちに注意を促しながらも、同時に「テスト」という存在自体の罪深さについても語りましたね。
彼はテストを「ただ優劣を測るためだけの鋭敏な物差し」だと表現し、それによって未来が決まることへの懸念を示しました。
テストの結果、有島さんは推薦を受けられなくなり、面談で父親から厳しい言葉をかけられて思い詰め、屋上から飛び降りようとしてしまいました。
間一髪で天文部の生徒たちに止められましたが、彼の心は追い詰められていたんです。
有島さんは、健治さんの問いかけに対し、父親が自分の「一番の理解者」だと話しましたが、父親が母親の残したぬいぐるみを殴ることでストレスを発散していることも打ち明けました。
同僚の巌谷先生は、有島さんが「教育虐待」を受けていることを健治さんと珠々先生に伝えましたね。
健治さんは、有島さんが一時的にでもクラスメイトとバスケをして笑顔を見せたことに安堵しました。
また、この回では、健治さんの父親と理事長の尾碕さんが過去に同じ学校で教師として働いていたことが明かされ、健治さんが学校を訴えようとしたことで、彼の父親の昇進の道が閉ざされたという因縁も描かれましたね。
僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)|6話の感想は面白い?つまらない?
今回の第6話、視聴者の皆さんも色々な感情を抱いたのではないでしょうか。
SNSでは、有島さんの苦悩に共感する声が多数上がっていましたね。
「有島くんの気持ち分かるなぁ」「自分も有島くんと同じで受験が本当にプレッシャーだった」といったコメントを見かけると、やはり多くの人が経験する現代社会の厳しさがそこにあるんだと感じます。
特に、有島さんの父親への複雑な感情、つまり「虐待を受けているのに尊敬の気持ちもある」という“感情のミックスジュース”のような演技は、本当に見事でしたよね。
僕は、あのバスケのシーンで、有島くんが一時的でも心からの笑顔を見せてくれたことに、ホッと胸をなでおろしました。
健治さんと珠々先生の関係性の進展も、多くの視聴者が「ニマニマ」しながら見ていたようです。
健治さんの無意識な行動に珠々先生が翻弄される様子は、見ていて本当に可愛いですよね。
生徒役の皆さんの演技力や、全体の音楽、カメラワークについても「クオリティが高い」と絶賛の声がありました。
宮沢賢治の世界観が、このドラマの優しく温かい雰囲気を生み出しているという意見も多く、僕も「見る小説」のような独特の読後感に浸っています。
もちろん、中には「スクールロイヤーの必然性が薄い」「物語の迷走っぷりを感じる」といった厳しい意見も耳にしました。
確かに、専門職である弁護士がここまで生徒の心に深く寄り添うのは、ドラマならではの展開かもしれませんね。
でも、僕は、健治さんの不器用ながらも真っ直ぐな姿勢が、法律の枠を超えて生徒たちの心に光を灯していくところに、このドラマの大きな魅力があると思っています。
問題の「解決」だけでなく、「問題とどう向き合うか」という視点が、とても誠実で優しいドラマだと感じています。
前回の天文合宿回が「神回」だと評されただけに、今回の教育虐待という重いテーマは、視聴者に深く考えさせるものがあったのではないでしょうか。
僕達はまだその星の校則を知らない(ドラマ)|7話はどうなる?6話からの展開を予想・考察
さあ、次週の第7話、どのような展開が待っているのでしょうか。
予告を見る限り、新たな問題が健治さんたちを待ち受けているようですね。
健治さんがスクールロイヤーとして信頼されるようになった頃、養護教諭の菊池先生に保健室で「先生を好きになるのは罪ですか?」と尋ねる生徒、島田聖菜さんが登場します。
島田さんは同年代の男子に嫌悪感があり、教室で授業を受けるのが困難で、保健室登校を続けているようです。
彼女は精神的に不安定な母親がいる自宅よりも保健室の方がマシだと感じており、1年生の時の担任だった巌谷先生が、今も島田さんのことを気にかけているようです。
そんな巌谷先生のもとに、有島さんの父親から「息子には受験に関係ない授業を受けさせない」という連絡が入ります。
巌谷先生と健治さんは、協力して父親の説得を試みるようですが、その夜、巌谷先生が「青少年保護育成条例違反」の容疑で警察に任意同行を求められてしまうという衝撃的な展開が示唆されています。
深夜に補導された島田さんが、巌谷先生の家に向かっていたという情報が教師たちの間に波紋を広げますね。
このあらすじから、僕はいくつかの展開を予想しています。
まず、メインのテーマは、これまでも様々なドラマで取り上げられてきた「先生と生徒の恋愛」問題、あるいはそれを匂わせる「不適切な関係」の疑いでしょう。
健治さんが信頼を置く同僚である巌谷先生に容疑がかかることで、健治さん自身の「法律」と「感情」の狭間での葛藤がさらに深まることになりそうです。
彼は巌谷先生をどのように救い出すのか、注目したいですね。
健治さんが小学生時代のいじめの経験から法律を学び、弁護士になった過去は、彼の共感性や、今回の件で生徒や教師の感情に深く寄り添う姿勢に繋がるはずです。
島田さんの抱える家庭環境の問題、特に「精神的に不安定な母親がいる自宅よりはマシ」という状況は、彼女が巌谷先生に依存してしまう背景にあるのかもしれません。
巌谷先生が純粋な気持ちで生徒を案じていたとしても、世間や法律はそれをどう判断するのか、厳しい現実が描かれるでしょう。
また、有島さんの父親の「受験に関係ない授業は受けさせない」という連絡は、前話で描かれた「教育虐待」の根深さを再度浮き彫りにします。
この問題が、巌谷先生の件とどう絡んでくるのかも気になりますね。
健治さんは、自身の「普通ではない」という特性や、周りから理解されなかった経験があるからこそ、今回も「先生と生徒」という関係性の枠に囚われずに、彼らの「心」に何があったのかを深く掘り下げようとするのではないでしょうか。
彼の独特な感性が、今回も予期せぬ突破口を見つけるきっかけになるかもしれません。
そして、健治さんと珠々先生の関係もさらに進展するでしょう。
健治さんが困難な問題に直面する中で、珠々先生が彼をどのように支え、共に真実を追求していくのか、二人の信頼関係が試される回になりそうです。
まとめ
「法律」だけでは解決できない「若者たちの青春」に、健治さんがどう向き合っていくのか、来週も目が離せませんね。
僕も、健治さんの「ムムス」な気持ちに寄り添いながら、次回の放送を楽しみに待ちたいと思います。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。