皆さん、こんにちは!
高校野球に情熱を燃やす一人のブロガーです。
今年の夏も、甲子園の熱戦に胸を熱くしています。
特に注目しているのが、我らが岐阜の誇り、県立岐阜商業高校野球部です。
今年は記念すべき年でもあり、チームの戦いぶりはもちろん、ユニフォームにも大きな話題が集まっていますね。
今日は、そんな県岐商の魅力と、彼らが歩んできたユニフォームの歴史、そして今年の甲子園での勇姿について、僕なりに熱く語らせてください!
■目次
県岐阜商|野球部チーム紹介
県岐商の挑戦!
チームの魅力に迫る。
県立岐阜商業高校は、まさに岐阜の高校野球を象徴する存在です。
なんと、今年の夏の甲子園出場は31回目なんですよ。
すごいですよね。
春夏合わせると、これまで4度の全国優勝を誇る、まさに名門中の名門なんです。
今年のチームは、藤井潤作監督が率いて初めての甲子園出場を果たしました。
監督が掲げる「打ち勝つ野球」が存分に発揮され、岐阜大会では全試合で二桁安打を記録し、8本塁打、総得点53という圧倒的な攻撃力を見せつけました。
守備も堅実で、エラーはわずか3つというから、攻守のバランスが本当に素晴らしいです。
チームの中心選手には、注目の顔ぶれが揃っています。
打線の要である4番を担うのは、坂口路歩選手。
実は彼、おじいさんもお父さんも県岐商野球部のOBという、三代にわたる甲子園への夢を背負っています。
そして、僕が特に心を打たれているのが、横山温大選手です。
彼は生まれつき左手の指にハンディキャップを抱えながらも、チームの主力として活躍しています。
右手にグラブをはめ、捕球すると素早くグラブを左脇に挟んで右手で送球する姿は、想像を絶する努力の賜物だと感じます。
岐阜大会では打率5割を超える活躍を見せ、キャプテンの河﨑広貴選手も彼の守備範囲の広さやグラブさばきの速さを絶賛しています。
2年生エースの柴田蒼亮投手も素晴らしいですね。
最速145キロのストレートを武器に、岐阜大会では28イニングを投げてわずか1失点という驚異的なピッチングを披露しました。
彼らの「想定内」という合言葉は、どんな困難にも動じないチームの強さを表しているようで、本当に頼もしいです。
県岐阜商|野球部ユニフォーム変更の歴史
県岐商のユニフォームは、この数年で大きな変化を遂げてきました。
鍛治舎巧前監督が2018年に就任してからの変遷は、まさに「伝統と革新」のドラマそのものだと感じています。
鍛治舎監督が就任した翌年の2019年、ユニフォームは大きく刷新されました。
それまでのシンプルで伝統的な白地に黒文字のデザインから、校旗に使われているロイヤルブルーと山吹色を基調とした、鮮やかで斬新なデザインに変更されたんです。
これは、監督が以前指導されていた秀岳館高校や枚方ボーイズ、さらには社会人時代のパナソニックのユニフォームを彷彿とさせるもので、「鍛治舎カラー」とも呼ばれました。
監督自身、「伝統の重みが閉塞感となっていた」と語り、チーム改革の象徴としてこの変更を行ったのですが、この大胆な変更には賛否両論が巻き起こりましたね。
「県岐商らしさが失われた」「秀岳館に似すぎている」「ダサい」といった声がX(旧Twitter)上でも多く見られ、伝統を重んじるOBやファンからは強い反発もありました。
しかし、監督は「アンチの人たちはそれしか文句を言う材料がなかった」と語り、この批判をも受け止めていたようです。
そして2024年、県岐商は創部100周年という記念すべき年を迎えました。
このタイミングで、ユニフォームは再び変更されました。
今度は、戦前の黄金時代に春夏4度の優勝を飾った頃の「復刻調」デザインへと回帰したのです。
白地にローマ字で「GIFUSHO」とアーチ状に描かれた胸文字は、ロイヤルブルーに黒の縁取りが施され、アンダーシャツも戦前の白色に戻されました。
ストッキングには、優勝回数を意味する4本の紺色のラインが加えられ、帽子もロイヤルブルーに銀色の「G」という復刻スタイルです。
鍛治舎監督は「大きな歴史の節目。歴代のOBや県内ファンの思いのこもった歴史を振り返って原点に立ち返り、次の100年に向けての新たな出発点にしたい」と、この変更に込めた思いを語っています。
この「復刻調」ユニフォームは、OBやコアな高校野球ファンからは概ね好評で、「強かった時代の県岐商が帰ってきた」「伝統に敬意を払いつつ現代的」といった声が多かったように思います。
ストッキングの4本ラインも、チームの歴史を肌で感じられるようで、僕もとても感動しました。
選手たちも、「OBと同じデザインで嬉しい」「新たな気持ちで挑める」と、モチベーションの向上に繋がっているようです。
そして、今年の夏の甲子園。
またしても県岐商のユニフォームに、新たな変化がありました。
それは、「白い帽子」です。
酷暑対策として、帽子を従来のロイヤルブルーから白色に変更して甲子園の舞台に登場したのです。
これは、この夏の甲子園で北海高校など他の伝統校でも見られる動きで、選手の健康を最優先する姿勢がうかがえます。
「黒い服と白い服では10℃以上違う」という情報もあり、機能性を重視したこの判断は、僕はとても理にかなっていると感じます。
しかし、この白い帽子にも、ファンからは様々な声が上がりました。
「県岐商の帽子って白だったっけ?」「やっぱり違和感」といった驚きの声や、「伝統的な紫紺系のイメージが薄れた」という意見も聞かれました。
僕も最初は少し戸惑いましたが、猛暑の中での選手の安全を考えると、必要な変化だと納得しました。
ユニフォームが頻繁に変わることで「どのデザインが県岐商らしいのか」という戸惑いもあるかもしれませんが、これもまた、時代と共に進化し続けるチームの証なのかもしれません。
県岐阜商|野球部2025甲子園での活躍
今年の県岐商の甲子園での戦いぶりは、本当に胸が熱くなりました。
8月10日に予定されていた日大山形との初戦は、悪天候のため翌11日に順延されましたが、チームは集中力を切らすことなく、見事に勝利を掴みました。
試合は、日大山形が先制する展開でしたが、県岐商は5回に横山温大選手と渡邉璃海選手のタイムリーヒットで逆転に成功します。
そして、6回裏には雨による51分間の中断がありましたが、藤井監督が常々選手に伝えていた「何があっても想定内」という言葉通り、選手たちは動じることなく、集中打で7回に一挙4点を追加し、勝負を決定づけました。
エースの柴田蒼亮投手は、135球を投げ抜く粘りのピッチングで完投勝利を挙げ、チームを2回戦へと導きました。
この勝利は、県岐商にとって実に16年ぶりとなる夏の甲子園での勝利であり、さらに夏の甲子園通算40勝という大きな節目を刻むものとなりました。
特に、横山温大選手がハンディキャップを乗り越え、同点打を放った場面は、球場全体が大歓声に包まれ、多くの人に勇気と希望を与えたことでしょう。
彼らの「一戦必勝」の精神で、戦後初の全国制覇を目指す姿を、これからも全力で応援していきたいです。
まとめ
県岐商の野球部は、1904年創立の高校と共に100年を超える歴史を持つ、まさに岐阜の誇りです。
甲子園での彼らの活躍は、地域全体を大いに盛り上げてくれます。
これからも、県岐商ナインの熱い戦いから目が離せませんね!