ハンターハンター考察wiki|メルエムの死因・死亡シーンは何話?コムギは?

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今回は、ハンターハンターのキメラアント編で、まさに「王」として君臨したあのキャラクター、メルエムについて深掘りしていきたいと思います。

僕もキメラアント編は何度も読み返しました。

あの強さと、コムギとの関係性の変化には、本当に心を揺さぶられましたよね。

Googleで「メルエム」と検索しているあなたも、きっと彼の魅力に引き込まれているはずです。

彼のキャラクター設定から、最期のシーン、そして多くの人が気になっている死因まで、僕なりの思いも込めて解説していきますね。

ぜひ最後までお付き合いください!

※ネタバレ注意

■目次

ハンターハンター考察|メルエム:まさに「王」としての存在

メルエムは、キメラアントの女王から生まれた、まさに「王」と呼ぶにふさわしい存在でした。

彼は生まれながらにして圧倒的な戦闘能力を誇り、並のキメラアントや人間では太刀打ちできないほどの力を持っていました。

僕も、初めて彼が登場した時の衝撃は忘れられません。

そのプライドの高さは尋常ではなく、一人称は常に「余」、そして「二度言わすな」という口癖からも、その絶対的な自信と冷酷さがうかがえました。

最初は人間を単なる「餌」としか認識しておらず、意に沿わない者は容赦なく殺していましたね。

でも、そんな冷酷な王が、一人の少女との出会いをきっかけに大きく変わっていくんです。

その変化こそが、メルエムというキャラクターの最大の魅力であり、多くの読者が心を掴まれた理由だと僕は思います。

彼が、最終的に地球上の全生物を「統一」し、キメラアントをさらなる次元へと進化させるという、壮大な目的を持っていたことも、彼の「王」としての自覚の表れでした。

ハンターハンター考察|メルエム死亡シーン・死因は?

最期の輝き:涙なしには語れない死亡シーン

メルエムの死亡シーンは、ハンターハンターの中でも屈指の名場面として、僕の心にも深く刻まれています。

アニメ版では第135話「コノヒ×ト×コノシュンカン」でその最期の瞬間が描かれ、続く第136話「キキョウ×ト×ホンミョウ」で彼の死が確定しました。

漫画版ではコミックス30巻のNo.316「本名」からNo.318「遺言」にかけて、彼の壮絶な最期が詳細に描かれています。

この30巻の表紙が、寄り添うメルエムとコムギの姿だったのも、また感慨深いですよね。

漫画版で特に印象的なのは、数ページにわたって背景が真っ黒になり、メルエムとコムギの会話のセリフだけが淡々と配置されるという、あの独特な演出です。

視覚的な情報を極限まで削ぎ落とすことで、読者の意識は二人の会話に完全に集中させられ、外界から遮断された静かな空間で、ただ二人の魂だけが対話しているかのような、荘厳な雰囲気が作り出されていました。

毒によって視力を失っていくメルエムの視界を、この黒いページが追体験させているようにも感じられて、読んでいる僕も本当に胸が締め付けられました。

「コムギ…いるか…?」と何度も繰り返すメルエムの切実な問いかけ。

そして、それに対するコムギの「はいな、いますとも。

どこにもいきません」という、優しく、そして絶対的な肯定に満ちた返事。

生まれてから誰かに感謝することなどなかった王が、初めて心からの「ありがとう」を口にし、ただ名前を呼ばれたいと願う人間らしい純粋な欲求を見せるんです。

コムギが「おやすみなさい…メルエム…ワダすもすぐ、いきますから…」と、愛する者の名を優しく呼び、彼を見送る姿には、本当に涙が止まりませんでした。

二人が手を取り合って、静かに死を迎えるあのシーンは、まさに「愛」の証明でしたね。

メルエムは最期の瞬間に、自分がコムギと出会うために、この瞬間のために生まれてきたのだと悟るんです。

最強の王としてではなく、一人の少女を愛し、愛される存在として死んでいくことへの、究極の肯定でした。

メルエムとコムギの死因:人間の「悪意」がもたらしたもの

メルエムの死因は、ネテロ会長が自身の体内に埋め込んでいた小型爆弾「貧者の薔薇(ミニチュアローズ)」の爆発によって撒き散らされた、極めて強力な「毒」でした。

この爆弾は、爆発自体の威力もすさまじいのですが、その真の恐ろしさは、広範囲にまき散らされる「感染型の猛毒」という設定です。

僕も初めて読んだ時は、ただの爆弾じゃない、その先の毒がヤバいのか!と驚きました。

この毒は即死ではなく、時間をかけてじわじわと身体を蝕む性質を持っていました。

メルエムは爆発の直撃を受けて瀕死の重傷を負いますが、護衛軍のプフとユピーが自らの肉体を捧げることで一度は復活します。

しかし、その時点でメルエムの身体はすでに毒に完全に侵されており、どんなに強靭なキメラアントの王であっても、この毒を分解したり治療することは不可能だったんです。

この「貧者の薔薇」の毒は、接触や近距離にいるだけで他者に感染するという恐ろしい特性も持っていました。

メルエムを助けたプフとユピーも、王から毒が伝染り、時間差で死亡しています。

そして、メルエムが最期を共に過ごしたいと願ったコムギにも感染し、彼女の命をも奪う結果となってしまいました。

つまり、メルエムは直接的な戦闘ダメージではなく、人間が生み出した非人道的な兵器の「後遺症」によって、ゆっくりと、しかし確実に死に至ったのです。

僕としては、最強の生物が個人の武力ではなく、人間の科学技術と、目的のためには手段を選ばない「悪意」の象徴によって敗北したという構図が、この物語の根幹にある深いテーマ性を浮き彫りにしているように感じました。

ネテロ会長の強さ:まさに人類最強の「武人」

メルエムの死を語る上で、ハンター協会の会長であるアイザック=ネテロの存在は、絶対に外せません。

彼は100歳を超える高齢でありながら、ハンター協会会長の肩書きに見合う、いや、それ以上の、人類最高クラスの戦力でした。

あのイタズラ好きの好々爺が、あそこまで強かったなんて、本当に驚きでしたよね。

ネテロ会長の強さの根源は、彼が46歳から始めた「感謝の正拳突き」という修行にあります。

これは「気を整える」→「拝む」→「祈る」→「構えて突く」という一連の動作を1万回繰り返すというもので、最初は18時間以上かかっていたのが、50歳になる頃には1時間を切るようになったというから、そのストイックさには頭が下がります。

この修行によって、彼の正拳突きはまさかの「音を置き去りにする」ほどのスピードに達したんです。

時速1225km/hを超えるって、新幹線の約4倍の速さですよ!

彼が生み出した念能力「百式観音」は、この「祈り」によって巨大な観音像を顕現させ、神速の打撃を繰り出す技です。

壱乃掌、参乃掌、九十九乃掌といった技でメルエムに猛攻を仕掛けましたが、彼の強靭な肉体にはほとんどダメージを与えられませんでした。

メルエムでさえ、「祈り」の所作が自分の可動速度をはるかに上回ると認め、その能力の速さには驚愕していましたね。

そして最終奥義が「零乃掌(ゼロのて)」です。

ネテロの全オーラを放出し、観音像の口から目も眩むほどの光弾を発射するこの技は、使用後にネテロ自身が自立もままならないほど衰弱するという、まさに命懸けの一撃でした。

この一撃をもってしてもメルエムを倒すことはできず、ネテロは個人としての敗北を認め、メルエムにその名前を告げます。

しかし、その直後、彼は自らの心臓を突き刺し、体内に仕込んでいた「貧者の薔薇」を起爆させました。

「人間を舐めるなよ」という、あの悪魔のような表情で放たれた最期の執念は、人類の存亡を背負った会長としての覚悟そのものでした。

ネテロ会長が強化系能力者であるにも関わらず、百式観音のような具現化・操作系に近い能力を極めたのは、彼が「感謝」という、溢れる「思い」を形にするという、自身の信念を貫いた結果だと考えると、本当に胸が熱くなりますね。

メルエムに命を吹き込んだ声優:内山昂輝さん

メルエムの声を担当したのは、声優の内山昂輝さんです。

彼の声を聞くと、あの冷酷でありながらも、繊細な感情を持つメルエムの姿が目に浮かびますよね。

内山さんは1990年8月16日生まれで、埼玉県出身、劇団ひまわりに所属されています。

身長177cm、血液型A型で、国際基督教大学高等学校と早稲田大学文化構想学部をご卒業されています。

幼い頃から子役として活動し、小学生の頃からは洋画やディズニーアニメの吹き替えで声優活動を始められたそうです。

彼の声優としての大きな転機は、『機動戦士ガンダムUC』のバナージ・リンクス役でした。

オーディションでは、彼が参加するまで役が決まらず難航していたところ、「この人だ!」と満場一致で起用されたというエピソードには、彼の才能が光りますね。

『キングダム ハーツII』のロクサス役で注目を集め、その後は声優としての活動が大きく増えていきました。

僕もキングダムハーツはプレイしましたが、ロクサスの声が内山さんだったとは、後から知って驚きました。

第5回声優アワード新人男優賞、東京アニメアワード2015にてアニメ オブ ザ イヤー声優賞も受賞されています。

『僕のヒーローアカデミア』の死柄木弔、『ハイキュー!!』の月島蛍、『呪術廻戦』の狗巻棘など、僕たちが知っている有名作品のキャラクターを数多く演じられています。

彼の声質は「陰のある落ち着いた声質」が特徴とされていますが、最近では割と明るい性格のキャラクターや「叫ばざるをえない」キャラを演じる機会も増えているそうです。

ご本人は「あまり明朗快活なタイプではない」「人見知りで緊張してしまう」と語られていますが、林原めぐみさんからは「なかなかなATフィールドの持ち主 とゆー印象 笑でも、なんかあったかいのよね」と評されているそうですよ。

映画鑑賞が趣味で、大学では映画の授業も取られていたとか。

卒論テーマが黒澤明だったというから、その造詣の深さに驚きます。

声優として年を取ることを恐れておらず、「もっと年を取りたい」「声の年齢感が上がったら、今よりも年上の役、大人の役ができるようになる」と考えているというコメントも、彼が常に前向きに役と向き合っている証拠だと感じました。

まとめ

メルエムというキャラクターは、ただの「悪役」では語り尽くせない、深い魅力を持っています。

彼の圧倒的な強さ、そしてコムギとの出会いによる内面の変化は、多くの読者に「生きる意味」や「人間性」とは何かを問いかけました。

その悲劇的でありながらも美しい最期は、内山昂輝さんの魂のこもった演技も相まって、今も僕たちの心に深く残っています。

キメラアント編は、本当に奥が深くて、何度読み返しても新たな発見がありますよね。

これからも、ハンターハンターの魅力を僕なりに発信していきたいと思います!

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。