芸人・みなみかわは、今、テレビで見ない日はないんじゃないかと思うほど大活躍していますよね。
毒舌なのにどこか憎めない「腐り芸」と、ロシアの格闘術「システマ」を駆使した唯一無二の芸風で、完全に時代の波に乗った感があります。
特に最近は、彼の活躍を裏で支える奥様の存在が「斬新すぎる!」と話題沸騰中です。
今回は、そんな波乱万丈なキャリアを歩むみなみかわさんの知られざる素顔を、徹底深掘りしていきます。
■目次
みなみかわ(芸人)wikiプロフ|年齢・身長は?
■みなみかわの基本情報
みなみかわさんの本名は南川 聡史(みなみかわ さとし)さん。
生年月日は1982年9月28日で、現在の年齢は43歳(2025年9月時点)です。
身長は184cm(あるいは181cm)と高身長で、AB型というのも、どこか掴みどころのない彼のキャラクターに合っている気がします。
出身地は大阪府堺市で、彼の芸人キャリアは、2004年に松竹芸能タレントスクール大阪校に入校したことからスタートしています。
意外かもしれませんが、彼は関西大学法学部二部を卒業している高学歴の持ち主で、元々は警察官を目指していたというから驚きです。
「芸人1本では食っていけない」という現実を若くして悟った彼は、下積み時代からアルバイトに明け暮れており、その堅実な姿勢が今の「売れてもバイトを辞めない」というスタンスにつながっています。
松竹芸能には約20年間所属していましたが、2024年5月末に退所し、現在は妻である雅代さんが社長を務める個人事務所「合同会社ナンセ」に所属しています。
みなみかわ(芸人)|嫁は何者?かわいい?
■豪腕すぎる社長の嫁
みなみかわさんのブレイクは、間違いなく奥様の南川 雅代(みなみかわ まさよ)さんの存在なしには語れません。
彼女はみなみかわさんの個人事務所である「合同会社ナンセ」(後に「株式会社ナンセ」に社名変更)の代表取締役社長を務めています。
雅代さんは元々、109のアパレル店員として働いていた元ギャルという経歴の持ち主で、憧れの店に履歴書と熱い思いを手紙にして持ち込んだという、並外れた行動力を持っています。
彼女がみなみかわさんを初めて見たのは、2008年頃にテレビで彼が漫才をしている姿を見た時で、その時に「この人と結婚する」と直感したそうです。
その後、当時流行っていたSNS「mixi」を使って、みなみかわさんに猛烈なDM(ダイレクトメッセージ)を送るという、現代では考えられない超積極的なアプローチが馴れ初めとなっています。
みなみかわさんが「売れる」と確信したにもかかわらず、2022年1月の休みが25日もあったことに危機感を抱き、「もう事務所には任せておけない!」と一念発起。
なんと、夫に相談も、松竹芸能に許可も取らずに、東野幸治さんや千原ジュニアさん、佐久間宣行さんといった大物タレントやプロデューサーに直接DMを送りつけて、次々と夫の仕事を取っていったという武勇伝は、まさに伝説ですよね。
その「イタすぎる」行動が面白がられ、結果的に仕事につながり、彼のブレイクを決定づけたわけですから、雅代さんはただの奥様ではなく、天才的なマーケターであり、一歩間違えば大炎上しそうな綱渡りを成功させたイノベーターだと思います。
彼女の目標は、爆笑問題・太田光さんの妻であり、タイタン社長の太田光代さんになることだそうで、そのバイタリティは計り知れません。
見た目は、坊主頭で強面なみなみかわさんとは対照的に、華奢で可愛らしい印象ですが、髪の色を頻繁に変えるなど派手な面もあり、金銭感覚はかなり大胆で浪費家なのだとか。
夫がケチで堅実派なのに対し、妻が借金してしまうタイプという、家計における真逆の二人三脚が、また面白いエピソードです。
みなみかわ(芸人)|子供は?
■息子たちからの忠告とイクメンの顔
みなみかわさんは2012年に雅代さんと結婚し、現在、2人の男の子の父親です。
2025年6月時点では、長男が小学校3年生、次男が1年生です。
見た目の強面なイメージに反して、みなみかわさんはイクメンパパとしても知られており、お子さんとの日常を大切にしている様子が伺えます。
ただ、彼の芸風や仕事内容が、純粋な子供たちに影響を与えることもあり、バラエティ番組『逃走中』に出演する際には、子供から「父ちゃん、ダメだよ。リタイアやめてね」と忠告されたというエピソードは、彼の葛藤を象徴していて胸を打ちます。
みなみかわさんは「父ちゃんの仕事は、人が嫌なことを何とかしてハッピーにすることなんだ」と息子を説得しようとしますが、まだ小学生の息子には理解してもらえなかったと、父親としての顔を覗かせています。
みなみかわ(芸人)|年収は?
■推定年収は2億円説を否定
みなみかわさんが松竹芸能から独立して以来、「年収が激増し、2億円以上になった」という噂がネット上で飛び交いました。
しかし、みなみかわさん本人がテレビ番組でこの噂について質問されると、すぐにこれを否定しています。
彼が公表したリアルな年収は、2000万円くらい、あるいは1800万円くらいという具体的な数字でした。
独立してからギャラが約4倍になったとも発言しており、テレビ出演やラジオ、YouTube、ライブ、イベントなどを合わせた収入で、この堅実な額を稼いでいるようです。
そして、売れっ子になった今でも彼が続けているのが、アルバイトです。
彼は現在も渋谷の深夜営業の歯医者で、受付や掃除、電話対応といった業務を続けています。
バイトを続ける理由について、みなみかわさんは、芸人の仕事がない頃からやらせてもらっていた「バイトへの恩」があること、そして「芸能界は不安定だから、子供が大学を卒業するまでは辞めない」という堅実な生活設計を明かしています。
ブレイクして大金が入っても、華やかな生活に流されず、地道な労働を続ける彼の真面目さこそが、彼の芸の根底にある「普通の感覚」を保つ秘訣なのだと、私は強く共感しています。
みなみかわ(芸人)|相方は?
■元相方は「ピーマンズスタンダード」吉田寛
みなみかわさんは、2019年2月に解散するまで、「ピーマンズスタンダード」というコンビで活動していました。
相方は吉田 寛(よしだ ひろし)さんで、みなみかわさんがボケ担当、吉田さんがツッコミ担当でした。
実はこのコンビ、あの「さらば青春の光」の森田哲矢さんが「めっちゃ仲悪かった」と証言するほど、不仲で知られていました。
その仲の悪さがエスカレートし、殴り合いのケンカが頻繁にあったというから、壮絶ですよね。
しかも、みなみかわさんがケンカで勝つと、吉田さんが柔術を習い始め。
それに対抗して、みなみかわさんはイスラエル軍の接近戦闘術クラヴ・マガを探してレッスンに参加し。
さらに吉田さんが総合格闘技を習い出したため、みなみかわさんは「これじゃ負けられへん」と、ついにあの特殊な呼吸法を使うシステマを習得したという。
彼らの「システマ芸」は、実は相方との不仲から生まれた壮絶な格闘技の応酬だったわけです。
コンビ解散の理由は、吉田さんが芸人を辞めて家業のタバコ屋を継ぐという個人的な決断によるものでした。
吉田さんは芸人を引退した後、テレビ番組制作会社に入社し、アシスタントディレクター(AD)として第二のキャリアをスタートさせています。
みなみかわさんはコンビ解散後、「もう辞めるつもりだったから何でもありか」と吹っ切れ、「腐り芸」の才能を開花させ、今の地位を築いたというわけです。
不仲な相方との闘争心と、それを笑いに昇華するクレバーさ、これこそがお笑いに対する真摯な情熱の現れだと、私は彼の芸人魂に深く感動しています。