■消えた航空機MH370便の謎を追う!10年経っても解明されない「航空史上最大のミステリー」
皆さん、こんにちは!
突然ですが、2014年3月8日のことを覚えていますか。
マレーシア航空370便(MH370便)が、クアラルンプールから北京に向かう途中で突然消息を絶ち、その後の推定ではインド洋に墜落したとされています。
この事故は、発生から10年以上が経った今もなお、「航空史上最大の謎」として世界中で語り継がれていますよね。
僕もこの話を聞くたびに、一体何が起きたんだろうって、ずっと気になっていました。
今日は、このMH370便の失踪について、今までに分かっていることや、さまざまな憶測、そして捜索の状況などを、皆さんと一緒に深掘りしていきたいと思います。
僕らの疑問に少しでも答えが見つかればいいな、なんて思いながら筆を執っています。
■目次
- マレーシア航空370便墜落事故|謎の飛行ルート
- マレーシア航空370便墜落事故|原因に関する様々な未確認の仮説
- マレーシア航空370便墜落事故|現在の創作状況
- マレーシア航空370便墜落事故|マレーシア航空に与えた経済的・イメージ上の影響
- マレーシア航空370便墜落事故|各国政府の対応と課題
- 終わりの見えない捜索、それでも希望を胸に
マレーシア航空370便墜落事故|謎の飛行ルート
MH370便は2014年3月8日午前0時41分、クアラルンプール国際空港を飛び立ちました。
乗客227人、乗員12人、合計239人が搭乗しており、北京首都国際空港に午前6時30分に到着する予定でした。
離陸後約50分後の午前1時30分頃、ベトナム南部の海岸近くの海上を飛行中に、航空交通管制当局(ATC)との交信が途絶えたんです。
最後の音声交信は午前1時19分30秒で、副操縦士が「了解、おやすみ(Good night. Malaysian three seven zero.)」と伝えたのが最後でした。
これは、ベトナムのホーチミンATCに引き継ぎを行う直前のことでしたね。
その直後の午前1時21分には、航空機位置通報通信システム(ACARS)やATCトランスポンダが停止し、レーダーから機影が消えてしまったんです。
でも、ここからが本当に不思議な話なんです。
マレーシア軍の一次レーダーは、その後もMH370便を捉えていたと言われています。
機体は予定されていた北京とは逆方向、つまり西へと針路を変え、マラッカ海峡を横断し、ペナン島の北西約370キロメートル(200海里)のアンダマン海上空で午前2時22分にレーダーから完全に消失したとされています。
そして、さらに驚くべきことに、機体は航空機と地上局との間で交信されるインマルサット社の衛星通信ネットワークの「ハンドシェイク」信号を、レーダーから消失した後も数時間にわたって送り続けていたことが判明したんです。
最後の信号が確認されたのは、離陸から約7時間半後の午前8時11分でした。
この信号の分析から、MH370便はインドネシアからインド洋南部へと向かい、最終的にインド洋南部に墜落したと推定されています。
僕がこの一連の流れを知った時、まるで誰かが意図的に機体を操っていたんじゃないかって、ゾッとしました。
マレーシア航空370便墜落事故|原因に関する様々な未確認の仮説
MH370便の墜落原因については、いまだにブラックボックスも主要な残骸も発見されておらず、多くの未確認の仮説が提唱されています。
本当に、この謎が深すぎて、いろんな説が飛び交うのも無理はないですよね。
まず有力な説の一つとして挙げられているのが、パイロットによる意図的な墜落説です。
オーストラリアのトニー・アボット元首相は、事故当時のマレーシア政府幹部が、機長の故意によるもので「ほぼ確実」との見方を示していたと証言しています。
さらに、機長の自宅にあったフライトシミュレーターから、実際にMH370便が飛行したと推測されるインド洋上空のルートを、事故の1ヶ月前に模擬飛行していたことが判明しているんです。
僕もこれを聞いた時は、本当に衝撃を受けました。
パイロットがなぜそんなことをするのか、全く想像がつきません。
次に、第三者によるハイジャック説も根強く提唱されています。
マレーシアのナジブ首相は、何者かが機体からの通信を切断し、針路を変更した可能性が高いと発表しました。
ただ、どの組織もハイジャックの犯行声明を出していないので、この説も決め手がないのが現状です。
また、通信が途絶えた経緯も注目されています。
ACARSが途切れたのが午前1時7分、ATCトランスポンダが切れたのが午前1時21分と、時間差があることから、機体が瞬間的に破壊されたのではなく、人為的な操作で通信が切断された可能性が指摘されています。
これは、機内の誰かが意図的に発信装置をオフにしたという見方につながりますよね。
その他にも、機内で火災が発生した可能性や、貨物として積載されていたリチウムイオン二次電池が爆発した可能性、あるいは、乗員が意識不明になった(低酸素症など)ことで、機体が自動操縦のまま飛行し、燃料が尽きて墜落したという説もあります。
オーストラリア運輸安全局(ATSB)は、この「乗員意識不明または低酸素症」のシナリオが、インド洋上を通信なしで飛行した5時間のデータに「最もよく合致する」と結論付けているんですよ。
僕としては、どれも信じがたい話ばかりで、早く真実が知りたいと願うばかりです。
マレーシア航空370便墜落事故|現在の創作状況
消えた航空機の行方を追う大規模捜索
MH370便の捜索は、航空史上最も大規模で費用のかかったものとなりました。
当初は南シナ海が捜索の中心でしたが、インマルサットの衛星データ分析の結果、捜索範囲は南インド洋へと大きくシフトしました。
マレーシア、中国、オーストラリアなど、多くの国々が協力し、艦艇や航空機を投入して懸命な捜索活動が続きました。
想像してみてください、あんな広大な海から、たった1機の航空機を探し出すことの途方もなさ。
僕には想像を絶する困難さだったと思います。
2015年7月29日には、フランス領レユニオン島で、MH370便の一部とみられる航空機の残骸(フラッペロン)が発見されました。
これが、MH370便の機体から確認された最初の物理的な証拠でしたね。
その後も、モザンビーク、南アフリカ、マダガスカル、モーリシャスなど、インド洋の沿岸地域で、機体の一部や搭乗者の所持品らしき残骸が相次いで発見されました。
これらの残骸の漂着地点は、海流シミュレーションの結果と一致しており、捜索範囲の絞り込みに役立ったそうです。
しかし、残念ながら、ブラックボックスという事故原因解明に直結するものは見つからず、2017年1月には、マレーシア、オーストラリア、中国による公式の海底捜索活動は中止されてしまいました。
その後、民間の海洋探査会社オーシャン・インフィニティ社が、「発見できなければ報酬は受け取らない」という条件で2018年1月に捜索を再開しましたが、これも約半年後に新たな発見がないまま終了しています。
でも、諦めない人たちがいるんですよね。
2024年12月には、マレーシア政府が再びオーシャン・インフィニティ社に委託し、南インド洋の1万5000平方キロメートルの範囲で捜索を再開することを決定しました。
本当に、この謎が完全に解明される日が来ることを、心から願っています。
マレーシア航空370便墜落事故|マレーシア航空に与えた経済的・イメージ上の影響
MH370便の失踪は、マレーシア航空にとって計り知れない打撃となりました。
2014年にはMH370便の他、マレーシア航空17便の撃墜事件(MH17)、インドネシア・エアアジア8501便の墜落事故(QZ8501)と、マレーシアの航空会社(または関連会社)が巻き込まれる航空事故が立て続けに3件も発生したんです。
こんなに立て続けに悲しい出来事が起きるなんて、本当に気の毒としか言いようがありません。
MH370便の失踪後、特に乗客の多くを占めていた中国では、マレーシア航空の航空券予約が3月中に60%も減少したそうです。
旅行代理店の中には、マレーシア行きの航空券販売を中止するところもあったと聞きました。
当然ですよね、利用客は安全を一番に考えますから。
MH370便の失踪は、経営不振に陥っていたマレーシア航空の財政状況をさらに悪化させ、最終的には2014年末に国有化されることになったんです。
航空業界では、このような悲劇的な事故の後、便名を変更することがよくありますが、マレーシア航空もMH370便の便名をMH318便に変更しました。
この事故は、航空会社の経営がいかに繊細なバランスの上に成り立っているかを改めて教えてくれました。
マレーシア航空370便墜落事故|各国政府の対応と課題
MH370便の捜索では、本当に多くの国々が協力しました。
マレーシア政府は、航空機の所属国であり出発地でもあることから、8機の固定翼機、6機のヘリコプター、9隻の海軍艦艇を捜索救難のために派遣しました。
また、搭乗客の家族へのケアチームも派遣したそうです。
しかし、マレーシア政府の初期対応については、多くの批判が寄せられました。
情報の公開が遅れたり、情報が矛盾したりしたため、「無能」だという批判まであったんです。
中国外交部も苦言を呈したほどでした。
特に、軍事レーダーの生データの公開を当初拒否したことについては、自国の軍事能力を明かすことになるため、「機密性が高すぎる」という理由があったようですが、透明性の欠如として批判されたのは仕方のないことだったかもしれません。
僕も、情報を小出しにされると、どうしても不信感が募ってしまいます。
一方、到着地であり多くの乗客が搭乗していた中国は、緊急事態への対応を表明し、2隻の救助船を南シナ海に派遣しました。
習近平国家主席や李克強首相もこの事態に深く関与しました。
しかし、中国側が公開した衛星画像に疑問点が出たり、情報公開の遅れについて米国から批判されたりする場面もありました。
米国は、捜査に協力し、P-8A哨戒機やミサイル駆逐艦などを派遣しています。
日本も、マレーシア政府からの支援要請を受けて、自衛官4人、航空自衛隊のC-130輸送機2機、海上自衛隊のP-3C哨戒機2機、海上保安庁のジェット機「うみわし」と海上保安官12人を国際緊急援助隊として派遣しました。
航空事故における自衛隊の国際緊急援助隊派遣は、これが初めての事例だったそうです。
僕たちの国も、この未曽有の事態に対して、できる限りの協力を惜しまなかったんですね。
終わりの見えない捜索、それでも希望を胸に
MH370便の失踪から10年以上が経ち、その真相は依然として謎に包まれたままです。
でも、関係者の皆さんの努力、そして家族の方々の諦めない気持ちが、僕らの心にも強く響きます。
個人的には、いつかブラックボックスが見つかって、この悲しい事故の全貌が明らかになる日が来てほしいと強く願っています。
そうすれば、残された家族の方々も、きっと少しは心が休まるんじゃないでしょうか。
そして、航空史上最大のミステリーが解明されることで、未来の航空機の安全がさらに高まることを期待しています。
今回の事故から得られた教訓が、無駄になることがないように、僕も注目し続けたいと思います。
皆さんも、このMH370便のニュース、これからも一緒に見守っていきましょうね。
また新しい情報があれば、すぐにブログでお伝えします!
それでは、また次の記事で。