BLACK ROOM(世にも奇妙な物語)解説

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「世にも奇妙な物語」のエピソード「BLACK ROOM」について解説しています。

木村拓哉さん主演のこのエピソードは、暗闇の中でのシュールな会話劇や度肝を抜く展開など、賛否両論がありながらも記憶に残る結末が待っている作品であると評価されています。

BLACK ROOM(世にも奇妙な物語)解説

こんにちは!

この記事では、放送35周年を記念して復活する伝説の名作『BLACK ROOM』について語りつくしたいと思います。

あの「世にも奇妙な物語」独特の不思議な魅力に満ちたこの作品。

見どころ満載すぎて、もう興奮が止まりません!

BLACK ROOM(世にも奇妙な物語)解説

物語のあらすじは、アメリカ留学から3年ぶりに実家に帰ってきた大学生のナオキ(木村拓哉さん)から始まります。

両親を驚かせようと内緒で帰省したんですが、家があった場所に広がっていたのは、なんと真っ暗な空間。

街灯もなく、あたりは漆黒の闇に包まれています。

手探りで円形の分厚い床ドアを見つけ、潜水艦のハッチみたいに開けて中に入ると、そこにあったのは暗闇に浮かぶキッチンテーブルだけ。

そして、そこでナオキを迎えたのは、両親(志賀廣太郎さんと樹木希林さん)でした。

家の変わりように驚いて説明を求めるナオキですが、両親の様子もどこかおかしいんです。

会話が全く噛み合わないんですよね。

退職金で家を改築したとか言うんですけど、どう見ても「少し改築」のレベルじゃない。

お茶を取りに行くのに、お母さんが延々と闇の中をパタパタ走って、息を切らして戻ってきたり。

お父さんもバイクみたいなのに乗ってビールを取りに行って、遠くまでエンジン音が響いたり。

「どんだけ広いんだよ!」ってツッコミたくなりますよね。

さらに、「マサコ」という10歳の妹がいると突然知らされて、ナオキはもう混乱しまくりです。

養女なのか?とか、少年時代の記憶と結びつけて考えたりするんですが、両親は多くを語ろうとしません。

そして、お父さんは一日50本もビールを飲むとか言うんです。

お母さんは「大丈夫。

お父さん、普通の人じゃないから」って返すんですけど、もうね、ナオキじゃなくても「どうしちゃったのこの家は」ってなりますよ。

最初は、この奇妙な両親との会話劇だけで話が進んでいくのかな?って思うじゃないですか。

ナオキの一番まともな反応と、それに全く動じない、どこかズレている両親のやり取りがすごく面白いんです。

まるでシュールなコントを見ているみたいで、思わず笑っちゃいます。

この暗闇に包まれた家という設定がまた秀逸で、見ている側の想像力を掻き立てるんですよね。

BLACK ROOM(世にも奇妙な物語)度肝を抜く最後はどうあんる?

この作品、奇妙な会話劇で結末を迎えると思いきや、突然とんでもない展開が待っているんです。

ナオキが両親の様子から「人間失格」とか病気とかを疑ったり、もしマサコがいたらこの二人に任せて大丈夫かと心配したりしている、まさにその時。

けたたましいサイレンが鳴り響きます。

「DANGER!DANGER!」。

南極に巨大な地球外生命体「ガストン」が出現したっていうんです。

両親は驚くナオキをよそに、慣れた手つきで動き始めます。

お母さんが椅子のレバーを引くと、周りからたくさんの機械が出てきて、司令官みたいに指示を出すんです。

お父さんはそそくさと消えたかと思うと、アーマーを着て再登場。

そして、マサコらしき人物も上から降りてくるんですが、これが妹どころか、どう見てもつながり眉毛の男性なんです。

しかも、年齢もお父さんより上に見えるっていうね。

マサコは回転しながら消えていき、お父さんも「デヤァ!」と叫んで出動。

そして、なんとガンダムみたいな戦闘機が2機も轟音と共に発進していくんです。

そうなんです、ナオキの実家は、実は地球防衛のための基地に改造されていたんです。

両親やマサコは、地球を守るために戦う国際特務機関の一員だったんですね。

これまでの奇妙な言動や、家の広さ、暗闇の秘密は全てこれに繋がっていたわけです。

目の前の出来事に「すげぇ」と呆然としつつも、どこか嬉しそうな表情を浮かべるナオキ。

お母さんは何事もなかったかのようにテーブルに戻ってお茶を飲んでいるし。

ナオキが聞こうとすると「聞かない約束よ」って言うんですよね。

そして、「時期が来れば、あなたも忙しくなるわよ」というお母さんの言葉を聞いて、ナオキは思わず敬礼するんです。

まさか実家が地球防衛基地になっていたなんて、想像の斜め上をいく展開ですよね。

このオチについては、本当に賛否両論あるみたいです。

「最高だ」「爆笑した」という人もいれば、「意味不明」「がっかりした」という人もいます。

でも、私はこの唐突でぶっ飛んだ感じが、「世にも奇妙な物語」らしくて大好きなんですよね。

この潔さがたまらないんですよ。

BLACK ROOM(世にも奇妙な物語)キャスト

この作品の魅力を語る上で、キャストは欠かせません。

主演のナオキを演じたのは、もちろん木村拓哉さん。

留学から帰ってきたばかりの等身大の青年が、ありえない状況に困惑したり、ツッコミを入れたりする演技が本当に自然で、すごく引き込まれます。

両親役を演じたのは、名優の志賀廣太郎さんと樹木希林さんという最強コンビ。

このお二人の、どこかズレていて、でも憎めない、絶妙な演技が本当に素晴らしいんです。

特に樹木希林さんの独特な間合いや、お茶を取りに行く時の息切れ、司令官になった時の豹変ぶりとか、もう最高としか言いようがありません。

志賀廣太郎さんの、おならの音マネとか、アーマー姿とか、どれも強烈なインパクトでした。

そして、マサコ役の我修院達也さん。

あの強烈なキャラクターは、一度見たら忘れられません。

この個性的な三人の化学反応が、この作品を唯一無二のものにしているんです。

BLACK ROOM(世にも奇妙な物語)観た人の感想いろいろ

この『BLACK ROOM』、本当にたくさんの人が強烈な印象を受けているみたいです。

ネット上の感想を見ていると、面白い!爆笑した!という意見がものすごく多いんですよね。

「腹筋崩壊」「笑いすぎて涙が出た」「息ができなくなる」なんて人も。

特に、両親とナオキの噛み合わない会話劇を「漫才みたい」「コント」と称賛する声が多いですね。

「アメーリカ人のガールフレンドはできたの?!」のくだりとか、何度も見ちゃうって人もいました。

両親がいきなり立ち上がって「驚いた?」って言うシーンとか、すごくツボみたいです。

一方で、「意味が分からない」「つまらない」「評価に値しない」といった厳しい意見があるのも事実です。

「奇妙というよりコメディ」「世にも奇妙な物語らしくない」と感じる人もいるようです。

でも、この作品の魅力は、まさにこの「わけがわからない」ところにあると私は思うんです。

不条理でシュールな世界観、役者さんの演技、そして予想を裏切る展開。

全てひっくるめて、こんな体験ができる作品は他にないですよね。

私自身も初めて見た時は衝撃を受けましたが、何度見ても笑っちゃうんですよ。

この「BLACK ROOM」は、私の「世にも奇妙な物語」の中で、間違いなくトップクラスに好きな作品です。

この異次元の世界に、あなたも足を踏み入れてみませんか?

また再放送や配信で観られる機会があれば、ぜひチェックしてみてくださいね!