皆さん、こんにちは!
ベテランシステム管理者の私が、今回もWindows Updateの熱い情報をお届けします。
今回は、2025年9月9日にリリースされたWindows 11向けの累積更新プログラム、「KB5065431」に焦点を当てて深掘りしていきますね。
今回の更新は、Windows 11のバージョン23H2と22H2が対象となっています。
「なんかアップデート来たな」と軽く流している方もいるかもしれませんが、ちょっと待ってください!
今回のパッチも、皆さんのPCライフをより快適に、そして何より安全にするための大切な一歩なんですよ。
「一体何が変わったの?」
「変な不具合はないかな?」
「もしアップデートがうまくいかなかったらどうしよう?」
そんな疑問をお持ちのあなたのために、システム管理者の視点から、じっくりと解説していきます。
一緒に、今回のアップデートの全貌を見ていきましょう!
KB5065431|windows update内容
9月最新!KB5065431がもたらす変化
今回のKB5065431は、主にセキュリティの強化と、システムの安定性向上に重点が置かれています。
Windowsの心臓部を守るための大切な修正がぎっしり詰まっているんです。
特に注目したいのは、2つのゼロデイ脆弱性を含む81ものセキュリティ上の欠陥が修正されたこと。
これはもう、PCのセキュリティを鉄壁にするための必須アップデートと言っても過言ではありませんね。
具体的には、「Windows SMBの特権昇格の脆弱性(CVE-2025-55234)」や、特定のソフトウェアの不適切な例外処理に関する脆弱性などが修正されています。
「SMB」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、これはネットワーク越しにファイルを共有する際など、皆さんが普段意識せずに使っている機能に関わる部分。
ここが強化されることで、安心してファイル共有ができるようになるわけです。
もちろん、セキュリティだけではありません。
皆さんのWindows 11が、もっと使いやすくなるような改善も含まれています。
例えば、アプリが位置情報やカメラなどへのアクセスを求めてきた時に表示されるポップアップ、あれが新しくデザインされ、もっと分かりやすくなりました。
画面が少し暗くなり、中央に大きく表示されるので、「あれ?今何を聞かれてるんだ?」と迷うことが減るはずです。
プライバシーに関わることですから、こういう改善は本当に嬉しいですよね。
それから、ロック画面のカスタマイズがさらに楽しくなりますよ!
天気や株価、スポーツ、交通情報など、表示できるウィジェットの種類が増えて、自分好みの情報でロック画面を彩れるようになりました。
小さいサイズのウィジェットなら、どれでも追加できるそうですから、私もあれこれ試してみたいと思っています。
タスクバーの通知センターに表示される時計にも、嬉しい変化がありました。
なんと、日付とカレンダーの上に秒が表示されるようになったんです!
「何時何分何秒!」って、ちょっとしたことですが、時間に厳しい私としては、こういう細かいところにグッときますね。
設定から簡単にオンにできるので、ぜひ試してみてください。
ファイルエクスプローラーも少しだけ洗練されました。
コンテキストメニュー(右クリックで出てくるやつですね)の項目に区切り線が追加されて、もっと見やすくなったんですよ。
これも「地味だけど助かる!」という声が聞こえてきそうです。
さらに、Windows Helloの顔認証や指紋認証も、インターフェースが新しくなり、よりスムーズに、そして確実にサインインできるよう改善されています。
スタンバイからの指紋認証の信頼性向上なんて、まさに「かゆいところに手が届く」改善ですね。
設定アプリの中には、サードパーティ製アプリが生成AIをどれだけ使っているかを確認・制御できる新機能も追加されました。
AIが身近になる中で、自分のPCのAI体験をコントロールできるのは心強い限りです。
組織のシステム管理者としては、「Windows Backup for Organizations」が一般提供されたのも大きなニュース。
企業レベルのバックアップと復元が可能になることで、デバイスのリフレッシュやWindows 11へのアップグレード時も、業務の中断を最小限に抑えられます。
これもまた、私の情熱を燃やさせるポイントですね!
ちなみに、Windows 11バージョン24H2では「PowerShell 2.0」が削除されるとのこと。
古いスクリプトを使っている方は、念のため確認しておくと良いでしょう。
KB5065431|バグ・不具合の修正
悩ましい不具合、ついに解決!
前回のアップデートで、皆さんの中には「困ったな…」と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
特に印象的だったのが、MSIインストーラーを使ったアプリ(例えばOffice Professional Plus 2010やAutoCADなど)の修復時に、管理者権限を要求するUAC(ユーザーアカウント制御)のプロンプトが予期せず表示されてしまう問題。
これ、結構な騒ぎになりましたよね。
管理者権限のない一般ユーザーが、普段使いのアプリの修復すらままならないという、なんとも悩ましい状況でした。
しかし、ご安心ください!
今回のKB5065431では、この問題にしっかりと手が加えられ、IT管理者が特定のアプリに対してUACプロンプトを非表示にできるような設定が可能になりました。
これで、皆さんがこれまで通りスムーズに作業できるようになるはずです。
私もこの問題には頭を悩ませていましたが、これで胸をなでおろしましたよ。
また、普段使いに直結するような細かいけれど重要な修正もたくさんあります。
例えば、CTRL+Cでコピーした後にIMEで中国語を入力すると、最初の文字が表示されないという問題。
これは、日々の作業効率に大きく影響しますから、今回の修正は嬉しい限りです。
さらに、textinputframework.dll
というシステムファイルが原因で、Sticky Notesやメモ帳などのアプリが突然クラッシュしてしまう不具合も解決されました。
大事なメモが消えたりしたら大変ですから、これも大きな改善点です。
私が特に注目したのは、NDI(Network Device Interface)を使っているアプリ、特にOBS Studioでの配信中に音声が途切れたり、映像がカクついたりする問題が修正されたことです。
これはゲーマーやクリエイターの方々にとっては死活問題だったでしょうから、本当に良かったですね。
私も配信を見たりしますが、カクつきがあるとどうしても集中力が途切れてしまいますから、裏方としてこういう修正は本当に助かります。
他にも、ネットワーク認証の要であるKerberosの安定性向上や、Live Captionsの不透明度設定が反映されない問題、タスクバーのプレビューサムネイルが機能しなくなる問題、Windows Helloの顔認証が認識してもPINを要求してくる問題、設定でセキュリティキーを追加しようとするとクラッシュする問題など、数え上げればキリがないほど多くのバグが修正されています。
本当に、日々のWindows体験をより快適にするための地道な努力が積み重ねられているんだな、と感じますね。
KB5065431|インストール進まない・アップデート失敗・終わらない?
さて、今回のKB5065431自体については、今のところMicrosoftから大きな既知の不具合は報告されていません。
これは、システム管理者としては非常に安心できる情報ですね。
しかし、Windows Updateというのは、常に何が起こるか分からないものです。
万が一、アップデートがうまくいかなかったり、インストールが進まなくなったりした場合は、慌てずに以下のチェックリストを試してみてください。
まずは深呼吸して、「じっくりと待つ」ことが大切です。
大規模なアップデートや、しばらく更新をしていなかった場合は、完了までに時間がかかることがあります。
数時間、場合によっては半日以上かかることも珍しくありませんから、「固まった!」と早合点せず、PCを使わない時間帯を選んで、気長に待ってみましょう。
特に再起動中、「更新しています。PCの電源を切らないでください」というメッセージが出ている時に強制終了してしまうと、システムファイルが破損してWindowsが起動しなくなるといった、取り返しのつかない事態に陥る可能性があります。
これは絶対に避けてほしいことです。
それでも進まない場合は、「もう一度アップデートを試してみる」のも有効です。
ごく稀に、更新プログラム自体に一時的な問題がある場合もありますから、日を改めて再チャレンジすると、あっさり解決することもありますよ。
「パソコンの空き容量は足りていますか?」
これもよくある原因の一つです。
Windows Updateは、かなりのディスク容量を一時的に使用します。
特にCドライブの空き容量が不足していると、ダウンロードすら進まないことがありますから、まずは「ディスクのクリーンアップ」を実行したり、不要なファイルを削除したりして、十分な空き容量を確保してみてください。
「セキュリティソフトが邪魔をしている可能性」も考えられます。
セキュリティソフトのファイアウォールなどが、Windows Updateの通信をブロックしてしまうことがあるんです。
一時的にセキュリティソフトを停止してみて、アップデートが成功するか試してみましょう。
ただし、アップデートが終わったら、すぐにセキュリティソフトの設定を元に戻すのを忘れないでくださいね。
無防備な状態のままインターネットに接続するのは非常に危険です。
「ネットワーク環境を見直す」ことも大切です。
Wi-Fiの接続が不安定だったり、通信速度が遅かったりすると、ダウンロードが途中で止まってしまうことがあります。
一度Wi-Fiをオフにして再度オンにしたり、ルーターを再起動したりして、ネットワーク環境をリフレッシュしてみましょう。
インターネット速度テストで、現在の通信状況を確認するのも良い方法です。
もし、自分でできる範囲の対処法を試しても解決しない場合は、「Windows Updateのトラブルシューティングツール」を実行してみてください。
これはWindowsに標準搭載されている機能で、更新に関する問題を自動的に検出し、修正してくれる可能性があります。
「設定」から「更新とセキュリティ」(または「システム」)に進み、「トラブルシューティング」の項目を探して実行してみましょう。
最終手段として、「セーフモードでアップデートを試す」という手もあります。
セーフモードは、最低限の機能だけでWindowsを起動するモードなので、他のアプリやドライバーの干渉を受けずにアップデートを実行できる可能性があります。
「セーフモードとネットワークを有効にする」を選んで、インターネット接続を確保した上で試してみてください。
それでもどうしても解決しない、あるいは「強制終了してしまったらどうしよう」と不安な場合は、無理をせず、専門家やプロに相談することを強くお勧めします。
自分で解決しようとして、かえって状況を悪化させてしまうことだけは避けてほしいんです。
パソコンは精密機械ですから、プロの手に委ねるのも賢い選択ですよ。
ちなみに、今回のKB5065431は、Windows 11バージョン23H2や22H2が対象ですが、バージョン22H2は2025年10月14日でセキュリティ更新プログラムの提供が終了します。
また、23H2(Home/Proエディション)も2025年11月11日にはサポートが終了します。
常に最新のWindowsを使うことが、セキュリティを維持し、快適なPCライフを送るための基本ですから、まだ22H2をご利用の方は、計画的に新しいバージョンへのアップグレードを検討してくださいね。
まとめ
今回のKB5065431は、目新しい派手な機能こそないものの、皆さんのWindows 11を陰で支え、セキュリティを盤石にし、日々の使い勝手を向上させるための、まさに「縁の下の力持ち」のようなアップデートです。
システム管理者として、皆さんのPCが常に安全で快適に動くことを願っています。
アップデートは面倒に感じるかもしれませんが、それはあなたのPCを守るための大切なメンテナンス。
これからも、定期的な更新を忘れずに、素晴らしいPCライフを送っていきましょう!
それでは、また次のアップデート情報でお会いしましょう!
今日のところはここまで!