小さい透明の足が長いクモが家の中に!種類は?駆除すべき?「シモングモ」?

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あれ?最近、家の中でよく見かけるようになったなぁ

1cmもないくらいの透明っぽい身体に、やけに足が長いクモ

つぶすのもちょっと抵抗あるし、一体何者なんだろう?って、モヤモヤしますよね

大丈夫です、その気持ち、めちゃくちゃ分かります!

私もこれまで数々の虫と対峙してきましたからね

今回は、そんなあなたの疑問を解消すべく、家の中で見かける「あのクモ」の正体から、気になる生態、そしてどう付き合っていくべきかまで、とことん深掘りして解説していきますよ!

■目次

君の名は?透明な細い足クモの正体

家の中でよく見かける、あの透明感のある細長い脚のクモ

実は、大きく分けて二種類のクモが考えられます

あなたの家に現れるクモは、このどちらかの可能性が高いんですよ

小さくて丸いお腹の「シモングモ」

まず一つ目の候補が、シモングモです

体長はわずか2~3mmと本当に小さくて、乳白色の丸いお腹が特徴的ですね

それにしても、この子たちの足、本当に細くて長いんですよ

まるで糸のように頼りなくて、初めて見た時は「え、生きてる?」って心配になっちゃいました

でもね、このシモングモ、見た目とは裏腹に、意外とタフなんです

本州から九州まで、広い範囲に分布していて、一年中、成体の姿を見ることができますよ

彼らは家の中の、下駄箱の隅っこや傘立ての中、ソファーの下、机の下、倉庫や押し入れの隅っこなんかに、不規則な網を張って暮らしています

脚にホコリが付いていることも多いから、ちょっと汚れて見えるかもしれませんが、ご安心ください

このクモ自体は、人間に何の害もありませんから

むしろ、ダニなどの小さな害虫を捕食してくれる、ありがたい存在なんですよ

幽霊みたいな「イエユウレイグモ」の幼体

もう一つの可能性が、イエユウレイグモの幼体です

このイエユウレイグモ、成体になると足を含めて約7cmにもなる、なかなかの大きさになるんですが、今回あなたが目にしているのはきっと、生まれたばかりの幼い個体でしょう

体が白っぽくて、本当に足が細長くて、その姿はまるで「幽霊」のようだと評されることもあります

まさに名前の通りって感じですよね

彼らも本州から九州にかけて広く分布していて、人家の天井付近や車庫の天井、荷物の間なんかに大きなシート状の不規則な網を張ります

危険を感じると、ぶら下がっている網を激しく揺らす習性も持っているんですよ

いやー、あれ初めて見た時は「なんだ!?地震か?」って思わず身構えちゃいました

イエユウレイグモも、網にかかったハエや蚊なんかを捕まえて食べてくれる、これまた人間には無害なクモです

シモングモと同じく、一年中、成体を見かけることができますよ

なぜ私の家に?小さい透明の足が長いクモの侵入経路と目的

「なんでうちの家が選ばれちゃったんだろう?」って思いますよね

クモが家の中にいるのには、いくつか理由があるんですよ

この理由を知っておくことが、対策の第一歩になりますからね!

侵入経路は意外なところ

クモは、想像以上に小さな隙間から侵入してきます

「え、こんなとこから!?」って驚くかもしれません

例えば、あなたが何気なく開けっ放しにしている窓やドアの隙間

はたまた、排水溝や換気口なんていうところも、彼らにとっては立派な「入口」なんです

ネットショッピングで届いた段ボール箱に付いてくることもあるんですよ

段ボールはゴキブリやダニが潜みやすい場所でもあるので、クモがそれらの害虫を狙って付いてきてしまうんです

この辺、本当に要注意ですね

家はクモにとって「ごちそうの宝庫」?

クモがわざわざあなたの家にやってくる、その最大の理由は何だと思いますか?

それは、ズバリ、エサです!

家の中にゴキブリやハエ、蚊、ダニ、アリといった害虫がたくさんいると、クモにとってはまさに「ごちそうの宝庫」

「ここなら美味しいものがたくさん食べられそう!」って思って、住み着いちゃうわけです

もしエサとなる虫がいなければ、たとえ一度侵入しても、長居せずに他の家へと旅立ってしまうでしょう

つまり、クモが多いということは、あなたの家には、彼らが食べる害虫が豊富にいるというサインでもあるんです

家の中で生まれたクモたち

外から侵入するだけでなく、すでに家の中で卵を産み、そこで増えているケースも考えられます

クモは、人の手が届きにくい場所、例えば戸棚の裏や押し入れの奥、天井の隅っこなんかに卵を産み付けることが多いんです

卵から孵化したばかりの小さなクモたちがウヨウヨいるのを見つけたら、「ひえぇ~!」ってなっちゃいますよね

でも、これもご安心を

基本的に、生まれたばかりのクモは、しばらくするとエサを求めて外へ旅立っていきます

同じ家にずっといても、兄弟同士でエサの取り合いになっちゃいますからね

ただし、もし家の中にエサとなる害虫が多すぎる場合は、そのまま家の中に定着してしまう可能性もゼロではありません

駆除する?放置する?小さい透明の足が長いクモとの付き合い方

さて、ここで多くの方が悩むのが「このクモ、駆除すべきか、それとも放置すべきか」という問題だと思います

これは私の持論でもあるんですが、基本的に家で見かける小さなクモは、ほとんどが人間に害を与えない益虫なんです

毒を持っている種類もいますが、その毒はとても弱くて、仮に噛まれたとしても人間にはほとんど影響がないものがほとんどなんですよ

それに、彼らが成長して巨大化することもまずありません

だから、結論から言うと、駆除しても、放置しても、どちらでも問題ないんです

益虫としての働き

「クモは益虫で縁起が良い」なんて言葉、聞いたことありませんか?

実はこれ、単なる迷信じゃないんですよ

クモはゴキブリやハエ、蚊、ダニといった家の中の厄介な害虫を食べて減らしてくれる、まさに「家の守り神」のような存在なんです

芥川龍之介の『蜘蛛の糸』でもお釈迦様の使いとして登場したり、商人たちの間では「商売繁盛の象徴」とされたり、福を運んできたりと、昔から縁起の良い生き物として親しまれてきた歴史もあるんですよ

特に朝に見かけるクモは、その日の天気が晴れるという吉兆とされていて、とっても縁起が良いと言われていますね

逆に夜に見るクモはちょっと不運の前触れなんて言われたりもしますが、それはまあ、昔の人の言い伝えってことで

私は夜に見ても「今日も頑張ってるな!」って思いますけどね

駆除したい気持ち、分かります!

分かっています

頭では「益虫なんだな」と理解できても、実際に目の前に現れると、「やっぱり気持ち悪い!」って思っちゃいますよね

特に虫が苦手な方にとっては、パニックになるのも無理はありません

そんな時は、無理せずに駆除しても大丈夫です

ただし、もし可能であれば、殺さずに外に逃がしてあげるのが、私としては一番のおすすめです

小さい透明の足が長いクモを追い出す・退治する実践テクニック

さあ、いざクモと対峙!となった時に役立つ、具体的な対処法をご紹介します

落ち着いて、ご自身の気持ちに合った方法を選んでみてくださいね

優しく外へ誘導!捕獲&リリース術

益虫のクモは、できることなら殺さずに外へ逃がしてあげたいですよね

でも、直接触るのはちょっと……という方がほとんどでしょう

そんな時は、ちりとりやホウキ、古新聞なんかを使って、優しく外に誘導してあげましょう

やり方はとっても簡単で、まずはちりとりをクモの近くに静かに置きます

次に、雑誌や下敷きなど、手近なものでクモの進む方向を塞ぐようにして、そーっとちりとりの中へと追い込むんです

クモは臆病な生き物なので、慌てて騒いだり、急な動きをしたりすると、驚いて余計に逃げ回ってしまいます

ここはひとつ、クモの気持ちになって、優しく、そして冷静に!

ちりとりに入ったら、そのまま静かに外まで運んで、広い場所にリリースしてあげてください

箱やバケツなど、ある程度の大きさがあるものを使うと、クモとの距離が取れて安心ですよ

ティッシュで直接捕まえるのもアリですが、クモは意外と素早いので、力加減を間違えると潰しちゃう可能性も

慣れていない方には、あまりおすすめしませんね

確実な退治法:掃除機と殺虫剤

「やっぱり無理!確実に退治したい!」という方もいらっしゃるでしょう

そんな時は、迷わず駆除してしまいましょう

まずは、掃除機で吸い込む方法

これは小さなクモの場合、吸われた衝撃や掃除機内部の熱で死んでしまうので、手軽で効果的ですよ

ただ、大型のクモの場合は、掃除機の中で生き残っている可能性もゼロではありません

吸い込んだら、すぐに紙パックを取り出して、入り口をテープでしっかり塞ぎ、そのままゴミとして捨ててしまいましょう

せっかく吸い込んだのに、また出てきちゃったらショックですからね

もう一つは、クモ用殺虫剤を使う方法です

ホームセンターやネット通販で手軽に手に入りますし、確実に駆除できます

私も緊急時にはよくお世話になっていますよ

ただし、殺虫剤を吹きかけられたクモは、驚いて逃げ回ることがありますし、ある程度の時間、吹きかけ続けないと効果が出ない場合もあります

人間やペットが吸い込まないように注意しながら、適切な量を使うようにしてくださいね

見失った!そんな時の対処法

「せっかく見つけたのに、あ!どこか行っちゃった!」

これ、本当によくありますよね

私も何度「どこ行ったんだよ~!」と独り言を叫んだことか

そんな時は、まずはクモがいた部屋の電気を消して、他の部屋へ移動し、静かに30分ほど待ってみてください

クモは臆病なので、静かな環境になると、安心して隠れ場所から出てくることがあります

もし部屋に荷物が多い場合は、ある程度片付けて、クモが隠れられる場所を減らしておくと、見つけやすくなりますよ

それでも見つからない場合は、家具の隙間や裏などに潜んでいる可能性が高いです

手の届かない場所にいるようなら、軽く殺虫剤を撒いて、隠れ場所から追い出してやるのも一つの手ですね

もう二度と会いたくない!クモを寄せ付けない予防策

せっかく駆除したり、逃がしたりしても、またすぐに現れたらガッカリですよね

根本的に、クモが寄り付かないような家にするための予防策も、しっかり知っておきましょう!

害虫駆除こそが最高の予防

これはもう、声を大にして言いたいことなんですけど、クモを家から遠ざけるには、まずクモのエサとなる害虫を駆除するのが一番効果的です!

「クモがいる」ということは「害虫がいる」というサインだとお話しましたよね

エサがいなくなれば、クモも自然といなくなりますから

特にハエやゴキブリ、ダニなんかは、家の中で発生しやすい代表的な害虫です

食べカスを放置しない、生ゴミは密閉性の高いゴミ箱に捨てる、段ボールや新聞を溜め込まないなど、日頃から家を清潔に保つことを意識してみてください

そうすることで、害虫が住みつきにくい環境になり、結果的にクモも寄り付かなくなりますよ

もし「もう手に負えない!」というくらい害虫に悩まされているなら、プロの業者さんに相談するのもアリです

餅は餅屋、害虫は害虫駆除のプロにお任せするのも賢い選択ですよ

侵入経路を徹底的に防ぐべし

せっかく家をきれいにしても、簡単に侵入されてしまっては意味がありません

窓やドアの隙間、換気口、排水口といったクモの侵入経路を、物理的にシャットアウトしましょう!

窓には防虫網が必須ですし、網戸に破れがないかチェックしてみてくださいね

サッシの隙間や玄関ドアの隙間には、隙間用のテープを貼るのがおすすめです

通風孔には防虫網を付けたり、換気扇や排水溝にはフィルターを設置したり、排水管が通っている床の穴には隙間テープを使ったりと、徹底的に対策してみてください

これはクモだけでなく、他の嫌~な虫たちの侵入も防げるので、まさに一石二鳥の対策になりますよ!

クモが嫌がる匂いでブロック!

クモには、苦手な匂いがあることをご存知でしたか?

ハーブや柑橘系、カフェインの匂いを嫌がる傾向があるんです

これを利用して、クモを寄せ付けない環境を作ることもできます

レモングラスやシダーウッドなどのアロマオイルを水に溶かしてスプレーにし、網戸や玄関、キッチンの排水口や三角コーナー、そしてクモが巣を張りそうな部屋の隅っこなどに吹き付けてみましょう

特にクモは同じ場所に巣を張る習性があるので、定期的にスプレーしておくと効果的ですよ

ミント系のハッカ油もおすすめです

小さなお子さんやペットがいるご家庭でも、殺虫剤を使わずに予防できるので、安心して試せるのが嬉しいですね

アロマの良い香りでリラックスしながら、クモ対策もできちゃうなんて、一石二鳥じゃないですか!

知っておきたい!家に出る他のクモたち

今回ご相談いただいた小さな透明で足の長いクモ以外にも、家には色々な種類のクモが顔を出します

中にはちょっと注意が必要な種類もいるので、ここで軽くご紹介しておきましょう

頼れる益虫たち

まずは、今回ご紹介したクモと同じく、人間にとって頼れる益虫たちです

アダンソンハエトリチャスジハエトリといったハエトリグモ類は、体長1cm前後の小さなクモで、黒と白の模様が可愛らしいですよね

ぴょんぴょんと跳ねるように移動するのが特徴で、「ジャンピングスパイダー」なんて呼ばれたりもします

コバエやダニ、ゴキブリの幼体なんかを捕食してくれて、巣を張らないので、クモが苦手な人でも「この子だけは大丈夫!」という方もいるくらいですよ

そして、その見た目の迫力で誰もが二度見するであろう、アシダカグモ

脚を広げると10cm以上にもなる、日本の徘徊性クモとしては最大級のヤツです

私も初めて見た時は「え、なにこれ、モンスター?」って思わず叫んじゃいました

夜行性で、ゴキブリを主食にする頼もしいハンターなんです

1匹いるだけで家中のゴキブリがいなくなる、なんて言われるほどの実力者で、食べ尽くしたら颯爽と次の家へと旅立っていくクールさから、「アシダカ軍曹」なんて親しまれているんですよ

毒もなく巣も張らないので、益虫なんですが、その見た目から不快害虫の筆頭候補に挙げられがちですね

私も最初はビビりましたが、今では「おお、頑張れ!」って応援しちゃいます

要注意!毒を持つクモ

残念ながら、家の中で見かける可能性のある、毒を持つクモもいます

不用意に触ると噛まれてしまう可能性があるので、もし見かけたら十分に注意してくださいね

近年、話題になることも多いセアカゴケグモ

体長は1.5cmほどと小さいですが、背中に鮮やかな赤色の縦筋模様があるのが特徴で、いかにも「毒持ってます!」って見た目をしています

もともとは海外からの外来種ですが、今では日本中に生息域を広げています

小柄ながら、その毒性は非常に強力で、噛まれると激痛と共に患部が赤く腫れあがり、ひどい場合は全身の痛みや吐き気などの症状も現れることがあります

特に体の弱い子どもやお年寄りの場合は重症化することもあるので、もし見かけたら絶対に近づかず、落ち着いて駆除するようにしてください

ジョロウグモも、家の外で見かけることが多いですが、時折家の中にも入ってきます

黄色と黒の大きな体で、草木の間に巨大な巣を張っている姿は、一度見たら忘れられませんよね

ジョロウグモも毒を持っていますが、微量なので基本的に人間には無害です

むしろ家の周りの害虫を食べてくれる益虫としての側面が大きいでしょう

ただし、大きいサイズの個体や、さらに大型のオオジョロウグモの場合は、軽度の痒みや腫れなどを引き起こすことがあるので、念のため注意しておくに越したことはありません

まとめ

家の中で見かける小さな透明で足の長いクモ

その正体は、シモングモかイエユウレイグモの幼体である可能性が高いです

どちらも基本的に人間に害はなく、むしろ家の中の厄介な害虫を食べてくれる「益虫」なんですよ

「見たくない!」という気持ちは痛いほど分かりますが、彼らはあなたの家の環境が、彼らにとって住みやすい、つまり「エサが豊富にある」というサインでもあるんです

もしどうしても気になるなら、優しく外に逃がしてあげるのが一番ですが、掃除機や殺虫剤を使うのもアリです

そして何より大切なのは、日頃から家を清潔に保ち、害虫を駆除して、クモが寄り付かない環境を作ること

侵入経路を塞いだり、クモが嫌がる匂いを活用したりするのも効果的ですよ

クモと上手に付き合いながら、快適な暮らしを手に入れていきましょうね!

いやー、改めて考えると、クモって奥深いですよね

害虫を駆除する情熱が、また一段と高まりました!