ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」最終回(11話)について。
ついに終わってしまいましたね、『続・続・最後から二番目の恋』。
最終回、僕も食い入るように見届けましたよ。
もう、これは一言で言うと、「愛おしい」、その一言に尽きるドラマでしたね。
ぜひ最後までお付き合いください!
※当記事はネタバレに配慮して作成しています。
■目次
- 続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)wiki|最終回(11話)どんな話?
- 続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|最終回(11話)ストーリー
- 続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|最終回(11話)の感想は面白い?つまらない?
- 続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|最終回(11話)の視聴率は?
- 続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|最終回(11話)キャスト・登場人物
- 続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|どんなドラマだったのか?
続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)wiki|最終回(11話)どんな話?
【公式サイト あらすじ をもとに解説】
引用:https://www.fujitv.co.jp/nibanmeno_koi/story/story11.html
休日のカフェ・ナガクラ。長倉えりな(白本彩奈)が思い出すのは、まだ彼女が幼い頃、父と母が幸せそうにテラスで笑い合っていた日々。そして母の死後、一人でそこにポツンと座っていた父のこと?。そう話す彼女の手を木村優斗(西垣匠)は優しく握り、愛おしく思うのだった。同じ日、早田律子(石田ひかり)、成瀬千次(三浦友和)も自らの恋と向き合うことに?。
また長倉家の兄弟、家族たちも「第2の人生」のスタートラインに立っていた。
長倉真平(坂口憲二)と知美(佐津川愛美)夫婦、長倉万理子(内田有紀)、水谷典子(飯島直子)と広行(浅野和之)夫婦。それぞれが「出会い」と「発見」の日々を生きていた。
その日々は吉野千明(小泉今日子)と長倉和平(中井貴一)にも訪れる。最初の出会いから、時を重ねたふたりはどんな「未来」を選ぶのか。
続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|最終回(11話)ストーリー
【公式サイトあらすじ などをもとに解説】
今回の最終話は、皆さんが気になっていたであろう、吉野千明と長倉和平の関係に、ある意味での「区切り」をつけましたよね。
前作で和平が酔った勢いでプロポーズしたことを、今回ついに二人がシラフで確認し合ったんです。
でも、彼らはあえて「夫婦」という形を選ばなかった。
千明は大切な人を失うのが怖いと素直な気持ちを打ち明けましたし、妻を亡くしている和平もそれに深く共感していましたね。
そして和平が「いつか心が解けて怖さが薄れたら、一緒に暮らしましょう。
起きたとき、すっぴんのあなたがいる暮らしがしてみたい」と再プロポーズとも取れる約束をしたんです。
千明も照れながら「別に、い…いいよ」と受け入れたこのやりとりは、まさに彼ららしい、そして多くの視聴者が憧れる関係性そのものでした。
結婚という形式に縛られず、でもお互いを深く信頼し、必要とし合う、そんな大人の関係の到達点を見せてくれた気がします。
このドラマが古都・鎌倉を舞台にしているだけに、最後は「またいつの日か…鎌倉で」というメッセージで幕を閉じたのも、シリーズの継続への期待を持たせてくれましたよね。
もちろん、千明と和平だけではありませんでしたよ。
千明はテレビ局を定年退職し、鎌倉で自身のドラマ制作会社を立ち上げる準備を始めていましたし、和平は鎌倉市長選挙に立候補したものの惜しくも落選、しかし見事なことに副市長に就任するという展開でした。
和平が小中学校で9年連続学級委員長、しかも「副委員長」だったという昔のエピソードが見事に伏線回収されたのには、思わず唸ってしまいましたね!
長倉家の皆もそれぞれ新しいステップを踏み出していました。
これまで「書くものがない」と悩んでいた万理子は、千明への想いをテーマにした月9ドラマの企画書を完成させ、自身の才能を開花させました。
そして、ずっと病気の影に怯えていた真平は、なんと脳の腫瘍が消えたと報告し、これまでの制約から解放されて自由に生きる決意をしましたね。
「家族の愛が病気に勝ったんだ」という和平の言葉には、僕も目頭が熱くなりました。
典子もまた、夫の広行とキッチンカーでの商売という新しい夢に挑戦することになりましたね。
彼らが選んだ「第二の人生」は、どれも個性的で、でもリアリティがありました。
続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|最終回(11話)の感想は面白い?つまらない?
視聴者の皆さんからも、本当にたくさんの感動と共感の声が上がっていましたよ。
特に、千明と和平の最後のやりとりには、「泣ける」「二人らしい結論」「素敵な関係すぎる」「憧れるわぁこの関係」といった声が殺到していました。
和平の「すっぴんのあなたがいる暮らし」という言葉には、多くの大人がキュンとしたのではないでしょうか。
また、「続・続・続があることを楽しみに待ってます」「夫婦の千明と和平が見たい!」と、早くも続編を望む声が鳴りやまない状態です。
僕も同じ気持ちですよ、本当に!
典子と広行の新たな挑戦にも、「一番胸に刺さった」「幸せになって!涙」と温かいエールが送られていましたね。
登場人物たちが、人生の岐路に立ちながらも前向きに進んでいく姿は、多くの視聴者の心に響いたはずです。
特に「歳を重ねることって悪くないんだなあって自然と思える」という声は、このドラマが伝えたかったメッセージを多くの人が受け取った証拠だと思います。
続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|最終回(11話)の視聴率は?
第1話 2025年4月14日 人生あがきながらけっこう楽しんでいる 9.4%
第2話 4月21日 若さより輝く時だってあるんだぜ 8.4%
第3話 4月28日 正しい生き方なんかどこにもない 7.8%
第4話 5月5日 人生に恋するためにここにいる 7.9%
第5話 5月12日 そっか年取るって悪くないかもね 7.4%
第6話 5月19日 どうせならファンキーに年をとりたい 7.2%
第7話 5月26日 ときめきに、年齢制限なんかない 7.0%
第8話 6月2日 泣いても笑っても愛おしい人生 7.1%
第9話 6月9日 一緒にわちゃわちゃ生きていければ幸せ 7.0%
第10話 6月16日 大人って、立派じゃなきゃダメですか? 7.7%
最終話 6月23日 いくつになっても、未来に恋していたい 8.2%
続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|最終回(11話)キャスト・登場人物
このドラマの魅力は、何と言っても最高のキャスト陣にありましたね。
吉野千明を演じた小泉今日子さんと、長倉和平を演じた中井貴一さん。
彼らの長年のキャリアが成せる自然体の演技と、時にコミカルで時に胸に迫る掛け合いは、まさに唯一無二でした。
アラカン世代になっても、これほど魅力的に、そして等身大で恋愛や人生の葛藤を表現できる役者はそうそういませんよ。
そして、長倉家の面々も本当に素晴らしい個性の持ち主ばかりでした。
病を克服し、冒険への扉を開いた真平役の坂口憲二さん。
彼が過去に難病と闘っていたことを知っている僕らにとっては、真平の病が完治するという展開は、一層の感動を呼びましたよね。
肩身の狭さを感じながらも、最後には自身の生き方を見つけた典子役の飯島直子さん。
僕個人的には、彼女の選択には胸を打たれました。
そして、脚本家として成長を続ける万理子役の内田有紀さん。
物語の最初からずっと成長を見守ってきたえりな役の白本彩奈さんは、まさにドラマと共に成長した存在で、その姿には僕もグッとくるものがありました。
さらに、今回から登場した成瀬千次を演じた三浦友和さん。
彼は千明への一方的な想いを抱きつつも、最終的には和平に道を譲る「大人の男のカッコよさ」を見せてくれましたよね。
あの「あなたが今会いたいのは私じゃない」というセリフは、粋でハンサムすぎて、僕もこんな大人になりたいと思いましたよ。
登場人物一人ひとりが、本当に血の通った人間としてそこにいるように感じられました。
続・続・最後から二番目の恋(ドラマ)|どんなドラマだったのか?
では、改めて『続・続・最後から二番目の恋』がどんなドラマだったのか、僕なりの視点でお話しさせてください。
このシリーズは、単なるロマンチックコメディの枠には収まりきらない、人生の教科書のような作品でした。
古都・鎌倉という美しい舞台設定、そしてそこに息づく古民家やカフェ、猫といった「和みの四要素」が、日常に穏やかな彩りを与えていましたよね。
でも、その根底には、年齢を重ねる中で誰もが直面するであろう、仕事、キャリア、人間関係、そして孤独といったリアルな悩みが丁寧に描かれていました。
「どうせならファンキーに年をとりたい」という千明の言葉が象徴するように、このドラマは老いや変化を恐れるのではなく、それを個性として受け入れ、前向きに生きる姿を教えてくれました。
特に、「寂しくない大人なんていない」というメッセージは、友達がいても、家族がいても、パートナーがいても、ふとした瞬間に感じる「孤独」に優しく寄り添ってくれましたよね。
そして、従来のドラマではなかなか描かれなかった「働く独身女性」と「専業主婦」の対立や、多様化する家族のあり方、男性の育休取得といった社会の変容まで、臆することなくリアルに映し出していました。
恋愛ドラマでありながら、決して恋愛至上主義ではなく、登場人物たちがそれぞれの人生をどう「選び」、どう「生きていく」のかに焦点を当てていたのが、この作品の真骨頂だったと思います。
劇的な出来事が次々と起こるわけではないけれど、ゆっくりとキャラクターたちが葛藤を咀嚼し、少しずつ前に進んでいく様は、まるで友人の近況を聞いているかのように心地よかったですね。
ユーモアと温かさに満ちていながらも、ふとした瞬間に心にグサリと刺さるセリフや状況が挟み込まれるのが、岡田惠和さんの脚本の妙技でした。
僕たち30代前半の人間にとっても、未来の自分の姿を想像させてくれる、そして歳を重ねることを「悪くないな」と思わせてくれる、そんな希望に満ちたドラマでした。
本当に素晴らしい作品をありがとうございました、と、心の底から言いたいです。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。