服部吉次(国民栄誉賞作曲家の次男)がジャニー喜多川について告白

今年3月に英公共放送BBCが報じたジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題のドキュメンタリーを契機に、元ジャニーズJrでシンガー・ソングライターとして活動するカウアン・オカモト氏(27)が実名でジャニー氏を告発するなど、その衝撃は日本中に広がっている。今回、俳優で音楽家の服部吉次氏が小学生の時に受けたジャニー氏からの性被害を告白する。吉次氏は「別れのブルース」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」などの和製ポップスで知られる国民栄誉賞受賞作曲家・服部良一の次男。長兄は作曲家の故・服部克久だ。(独占インタビュー前後編の前編です)

ジャニー喜多川氏の性加害問題…30年以上告発してきた元Jr.が推測した衝撃の被害者数

「ひとつは、カウアン・オカモト氏ら実名で告発した方たちに対する敬意です。ジャニーの悪行にはかつて(2000年代に)司法の明確な裁きが下ったんです。にもかかわらず、それから30年経った今に至るも、主要なメディアはジャニーズ事務所の数々の非道の兆候を明確に指摘することをためらい、忖度し、温存する側に回ってしまった。

 なぜか。この国ではむきだしの怒りを相手にぶつけることを避けてしまう。人々はこの世の歪みに気づかないふりをする。でも、少しずつではあるけれども、勇気ある告発は増え続け、海外からの声も追い風になり『おかしい』という声は大きくなってきた。それだけに行動する人に対するバッシングも大きくなる。今回こそ、真正面からその圧力と向き合おう、この機会を失うと、もう二度と発言の機会は失われてしまうかもしれない。そんなやむにやまれない思いで、今回の告白に踏み切りました」

 

服部吉次(国民栄誉賞作曲家の次男)がジャニー喜多川について告白

 

先月、英公共放送BBCが報じたジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題のドキュメンタリーが大きな反響を呼んでいます。その影響で、元ジャニーズJr.で現在はシンガー・ソングライターとして活動しているカウアン・オカモト氏(27)が実名でジャニー氏を告発しました。この告発は、日本中に衝撃を広げました。

そして今回、俳優で音楽家の服部吉次氏も小学生の頃にジャニー氏から受けた性被害を告白しました。吉次氏は、和製ポップスの名曲「別れのブルース」「東京ブギウギ」「銀座カンカン娘」などで知られる国民栄誉賞受賞作曲家・服部良一の次男です。彼の勇気ある告発は、一部始終を綴ったインタビューの前編となります。