さあ、検索窓に「新東京水上警察 ロケ地」と入力して、このページにたどり着いた皆さん、ようこそ!
僕もこのドラマ、初回放送前からずっと追いかけているんですが、もう「日本の刑事ドラマが、こんなにエモい方向に行ったか!」と、胸の高鳴りが止まりません。
今回は、水上の正義を追う熱い男たちの物語について、僕なりに深掘りして解説していきますね。
ぜひ最後までお付き合いください!
※当記事はネタバレに配慮して作成しています。
■目次
新東京水上警察(ドラマ)作品情報
まず、このドラマがどれだけ革新的なのか、という点からお話しさせてください。
「新東京水上警察」 は、2025年10月7日(火)の夜9時からフジテレビ系列の「火9」枠でスタートした連続ドラマです。
特筆すべきは、これが日本の連続ドラマ史上初めて「水上警察」をテーマにした作品だということ。
東京の海や川を舞台に、警備艇を駆使して事件に挑む、大迫力のマリン×クライムエンターテインメントという新ジャンルが誕生したんですよ。
原作は、警察小説の大家である吉川英梨さんの同名ミステリー小説シリーズで、その緻密な設定とリアルな描写に定評があります。
主演は、佐藤隆太さん演じる強行犯係のリーダー・碇拓真。
彼がバツ2で3人の子持ちという、私生活がちょっとヘビーな設定も、親近感が湧きますよね。
そして、彼と対立しつつバディを組むのが、警視庁本部から異動してきたエリート刑事・日下部峻を演じる加藤シゲアキさんです。
さらに、このチームの要となるのが、海技職員・有馬礼子役の山下美月さん。
彼女は警察官ではなく、船舶免許を持つ海のプロフェッショナルで、なんと役作りのために一級小型船舶操縦士免許を実際に取得したという熱の入れよう。
これはもう、画面に映る操船シーンのリアリティが段違いになるはずですよ。
脚本は我人祥太さん、音楽は「アンナチュラル」などで知られる得田真裕さんが手掛けていて、緊張感のあるドラマ世界を音で深く支えています。
主題歌には、Aqua Timezの「if you come」が起用されていて、彼らにとって最後の書き下ろし曲だという点も、ドラマの感動を増幅させますよね。
新東京水上警察(ドラマ)ロケ地・撮影場所|警察署、
このドラマの舞台である「水上」のシーンは、まさにリアリズムの追求の結果で、聖地巡礼の候補地が東京湾岸と横浜・川崎に広大に点在しているのが特徴です。
まず、ドラマの拠点となる「東京水上警察署」の外観は、実は横浜市にある横浜ベイホールの海側エリアで撮影されたようです。
おしゃれなオーシャンビューのレストラン「Re:Journal」がある場所だと聞くと、意外性に驚きますよね。
そして、僕が特に注目しているのが、ドラマを象徴する海上アクションの舞台。
警備艇「あかつき」が疾走する迫力あるシーンの背景には、東京ゲートブリッジやレインボーブリッジといった東京湾のシンボルがたびたび登場します。
僕もティザー映像でゲートブリッジの下を船が抜けていくのを見た時、その映像の美しさに息を飲みました。
また、ドラマの重要なシーンが撮影された具体的な場所も判明していますよ。
第1話で碇が日下部を海に投げ飛ばすという衝撃的なシーンは、川崎市の根本造船所周辺で撮影されました。
インダストリアルな雰囲気が、緊迫感を高めていましたよね。
そして、署のメンバーたちが集まって飲んでいる居酒屋は、品川にある一龍屋台村。
運河沿いのテラス席が特徴的で、ここで刑事たちが人間らしい一面を見せるのがまた良いんです。
さらに、事件の鍵となる白骨遺体が発見された無人島、第六台場もお台場海上に実在する史跡です。
そのほか、水上警察の観閲式が行われたのは晴海埠頭だったりと、東京湾岸のリアルな風景がドラマに奥行きを与えているのが本当に素晴らしいですね。
巡礼を計画する際は、これらの場所の多くが私有地や一般の生活圏、または立ち入り禁止区域(第六台場など)に近接しているので、必ずマナーを守って、遠くから景色を楽しむようにしてくださいね。
新東京水上警察(ドラマ)見どころ
このドラマの魅力は、ただの「海上アクション」で終わらない、登場人物たちの心の「揺れ」にあると僕は感じています。
まず、最大のテーマとなっているのが、碇拓真が抱える「水への恐怖症」です。
彼は38年前に起こった飛行機事故で、搭乗をキャンセルした自分の代わりに飛行機に乗った少年が亡くなったという過去を背負っています。
「あの子は俺の代わりに死んだ」という罪悪感から、「命を惜しむ資格がない」と思い、危険を顧みない行動に出てしまう碇。
水を怖がる男が、水上の警察署のリーダーを務めるという、この設定の皮肉さと深さが、ドラマの根幹を成しています。
そして、この碇と、エリート意識が高く、当初は水上署への異動を左遷だと考えていた日下部峻との対立も見逃せません。
優秀すぎる日下部が、経験と直感で動く碇に苛立ちを覚えるシーンや、有馬礼子を巡って「俺以外の男に会いたいなんて嫉妬しちゃうな」と冗談めかして本音を漏らすなど、彼の人間的な葛藤もまたキュンとくるんですよ。
さらに、有馬礼子の存在もドラマに大きな感動を与えています。
水恐怖症で海に転落した碇を助け出した際に、「大丈夫!何度落水しても、私が必ず引き上げます!」と言い切った彼女の頼もしいセリフには、僕も胸を打たれました。
彼女は、碇の過去の傷に踏み込もうと行動するなど、チームの絆を深める“心の操縦士”的な役割を担っているんです。
第1話から第3話で描かれた、「キズナオーシャン豊洲」を巡る連続毒殺事件は、裏社会のボス黒木謙一(柿澤勇人さん)の存在が浮上し、一つのクライマックスを迎えています。
特に第3話の観閲式での警備艇強奪事件では、広報の細野由起子(山口紗弥加さん)がパニックを防ぐために「展示訓練です」と"正当な嘘"をつく緊迫のシーンや、碇の強行ボーディング(船から船への飛び移り)など、アクションと危機管理の両面がリアルに描かれ、見応え抜群でした。
そして、第4話以降は、藤沢充(中尾明慶さん)が妻子とともにシージャックの危機に巻き込まれるなど、チームメンバーに焦点を当てた、人間ドラマの濃度がさらに高まっています。
まとめ
「新東京水上警察」 は、単に海上での事件を解決するだけでなく、「水」という不安定な舞台が、登場人物たちの心の揺らぎや過去の傷を鮮明に映し出すという、深みのある人間ドラマです。
佐藤隆太さん、加藤シゲアキさん、山下美月さんら個性豊かなキャスト陣が、時に衝突し、時に支え合いながら、東京の海の裏側に潜む犯罪と、自分自身の過去に立ち向かう姿は、観ている僕たちの心も熱くしてくれます。
特に映画のような迫力の海上アクションと、碇の抱える「命を惜しむ資格がない」という壮絶なトラウマが交差する瞬間は、本当に鳥肌モノ。
ぜひ、TVerなどで見逃し配信をチェックして、この新しい警察ドラマの波に乗ってみてください。
この作品は、僕にとって「正義とは、不安定な水の上でも、誰かの命を繋ぐために踏ん張ることだ」と感じさせてくれる、今期最高の熱いドラマになりそうです。