こんにちは! 鬼滅の刃への情熱が止まらないブログ主です。
今回は、鬼殺隊の中でも特に異彩を放つ、そして多くの読者の心を揺さぶった「蟲柱」、胡蝶しのぶについて深掘りしていきたいと思います。 彼女の魅力は計り知れませんが、その悲しくも壮絶な生き様は、何度思い出しても胸が締め付けられますよね。
グーグル検索でこの記事にたどり着いた皆さんも、きっとしのぶさんのことをもっと知りたいと思っているはず。 一緒に彼女の軌跡を辿りながら、その強さと優しさ、そして秘められた想いを再確認していきましょう!
ぜひ最後までお付き合いください!
※ネタバレ注意
■目次
- 鬼滅の刃wiki考察|胡蝶しのぶの知られざる顔と戦闘スタイル
- 鬼滅の刃|胡蝶しのぶ・童磨は何巻何話?
- 鬼滅の刃|胡蝶しのぶ死因は肺?骨折?
- 鬼滅の刃|胡蝶しのぶ→カナエの指文字の意味は?
- 最期まで貫いた魂と残された想い
鬼滅の刃wiki考察|胡蝶しのぶの知られざる顔と戦闘スタイル
まず、胡蝶しのぶというキャラクターがどんな人物なのか、改めてご紹介しますね。
彼女は鬼殺隊の最高位である「柱」の一角を担う「蟲柱」であり、見た目からして本当に美しいですよね。 蝶の髪飾りと、姉の形見である蝶の羽を模した羽織が、彼女の可憐さを際立たせています。
しかし、その穏やかな微笑みの裏には、実はとてつもない怒りと憎しみが秘められているんです。 幼い頃に両親を鬼に殺され、さらに最愛の姉である胡蝶カナエまでもが鬼によって命を落としました。 姉は生前、「鬼と人間が仲良くできる世界」を夢見ていましたが、しのぶは姉のその願いを引き継ぎつつも、心の中では鬼に対する深い憎悪を抱え続けていました。 常に笑顔を絶やさないのも、姉が「しのぶの笑顔が好き」と言ってくれたからこそ、その笑顔を守り続けていたんですね。
彼女の戦闘スタイルも非常にユニークです。 隊士の中では小柄で、腕力も他の柱に比べて劣るため、鬼の頸を斬ることができません。 その代わりに、彼女は卓越した薬学の知識を活かし、藤の花から精製した「鬼を殺す毒」を開発しました。 この毒を日輪刀の先端に仕込み、高速の突き技で鬼の体内に注入することで、鬼を倒すんです。 そのスピードは「今まで出会った柱の中で最速」と童磨に言わせるほどで、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」という彼女の呼吸の通りなんです。
また、彼女は単なる剣士ではなく、鬼殺隊の治療施設「蝶屋敷」を取り仕切る医師でもあります。 負傷した隊士たちの治療や薬の調合を行い、鬼殺隊にとってなくてはならない存在でした。 炭治郎たちも蝶屋敷で彼女のお世話になりましたし、伊之助や善逸が機能回復訓練を乗り越えられたのも、しのぶさんのサポートがあったからこそですよね。
鬼滅の刃|胡蝶しのぶ・童磨は何巻何話?
童磨との激戦、そしてその幕引きは何巻何話?
さて、しのぶさんの壮絶な最期についてですが、これは彼女の姉の仇である「上弦の弐・童磨」との戦いで描かれています。
無限城での最終決戦の序盤、鬼舞辻無惨の血鬼術によって無限城へと落とされた鬼殺隊の柱たちが、それぞれ強力な鬼たちと対峙していきます。 その中で、胡蝶しのぶはまさにその場にふさわしい因縁の相手、童磨と遭遇するんです。
しのぶと童磨の戦いが始まったのは、単行本16巻の第140話「決戦の火蓋を切る」からです。 彼女の死が描かれたのは、その後の単行本17巻の第143話「怒り」になります。
そして、童磨が討伐され、彼の最期が描かれるのは単行本19巻の第163話「心あふれる」です。 胡蝶しのぶ、栗花落カナヲ、嘴平伊之助の三人が童磨を打ち倒すまでの長い戦いが、この数巻にわたって描かれているんです。
いやぁ、この戦いの展開は本当にドキドキしましたね。 読者としては、何とかしのぶさんに勝ってほしいと願わずにはいられませんでした。
鬼滅の刃|胡蝶しのぶ死因は肺?骨折?
しのぶの命がけの策、その死因に込められた覚悟
しのぶは、童磨との戦いで自身の培ってきた毒の技を繰り出しますが、上弦の弐である童磨は、どんな毒も瞬時に分解してしまう恐ろしい能力を持っていました。 しのぶは致命傷を負い、体力を消耗しながらも、姉の幻影に励まされて立ち上がります。そして渾身の一撃を童磨の頸に叩き込みますが、それすらも分解されてしまいます。
そして、しのぶは童磨に捕らえられ、抱きしめられる形で全身の骨を砕かれて絶命し、そのまま体ごと童磨に吸収されてしまうんです。 このシーンは本当にショッキングでしたね。 大切な師範であり、姉のような存在であるしのぶが目の前で吸収されていくのを、駆けつけたカナヲはただ見ていることしかできませんでした。
しかし、しのぶの死は決して無駄死にではありませんでした。 むしろ、これは彼女が一年以上もの時間をかけて準備してきた、命をかけた壮絶な作戦の一部だったんです!
彼女は、童磨が女性を好んで喰らうという情報を掴んでいたため、自身が彼と戦うことになれば、間違いなく吸収されるだろうと予測していました。 そこで、しのぶは自分の体重37kg分に相当する、致死量のなんと約700倍もの藤の花の毒を、一年以上の間、自身の体内に少しずつ摂取し続けていたんです。 これにより、彼女の体はまさに「生きた毒の塊」と化していました。
童磨がしのぶを吸収したことで、この膨大な量の毒が彼の体内に流れ込みます。 どんな毒も分解できた童磨ですが、この致死量を超える毒には対応しきれず、体が骨から溶け出すほどの弱体化を招きました。 しのぶは自らの命を犠牲にすることで、童磨に致命傷を与え、彼を討伐するための道筋を作ったのです。 この覚悟と周到さには、本当に頭が下がりますよね。
鬼滅の刃|胡蝶しのぶ→カナエの指文字の意味は?
最後の指文字に込められた師範のメッセージ
しのぶが童磨に吸収される直前、彼女の継子である栗花落カナヲが部屋に駆けつけます。 その一瞬の間に、しのぶはカナヲに向けて指で何かのサインを送るんです。
この指文字の意味については、読者の間で様々な考察がされましたが、最も有力で、かつ物語の展開からも裏付けられたのが、「息を吸うな」というメッセージです。
童磨の血鬼術には、微細な氷の粒子を空気中に散布し、それを吸い込むと肺胞が壊死するという恐ろしい効果がありました。 しのぶ自身もこの「粉凍り(こなごおり)」によって肺にダメージを受け、苦戦を強いられました。 だからこそ、彼女は死の間際、愛する弟子に同じ轍を踏ませないよう、この緊急の警告を送ったのです。
カナヲは、しのぶの指文字の意味を瞬時に理解し、童磨の粉凍りを吸い込まないように立ち回りました。 実際に童磨自身も、カナヲが粉凍りを吸わないことや、しのぶの指文字について言及する場面がありましたね。 これによってカナヲは、しのぶの命がけの犠牲が無駄にならないように、童磨を追い詰めることができたんです。
普段から口数の少ないカナヲと、指文字でコミュニケーションを取っていたであろうしのぶの関係性が、この極限の状況で生きたと思うと、本当に感動的です。
最期まで貫いた魂と残された想い
しのぶの捨て身の作戦と、カナヲ、伊之助の連携によって、ついに童磨の頸が斬り落とされます。 消滅していく童磨の精神世界で、しのぶは彼と再会します。
童磨は、その死の間際になって初めて「心臓が脈打つ感覚」を覚え、それを「恋」だと感じ、しのぶを「可愛いね」と誘います。 生まれつき感情が欠落していた童磨が、最期に人間らしい感情の片鱗に触れた瞬間でした。
しかし、しのぶの返事は、彼に対する長年の憎悪と、姉を殺された無念を凝縮した、あの印象的な一言でしたね。 彼女は満面の笑顔で「とっととくたばれ糞野郎」と吐き捨て、童磨を地獄へと突き落とします。
このシーンは、多くの読者がしのぶさんの真骨頂だと感じたのではないでしょうか。 普段は冷静で、一見するとサイコパスにも見える彼女が、最期に本音をさらけ出し、憎き仇を罵倒する姿には、胸がすくような爽快感がありました。
童磨の消滅後、しのぶは姉のカナエと共に、両親が待つ天国へと旅立つ描写がされています。 偽りの笑顔ではなく、心からの安堵と喜びに満ちた笑顔で家族と再会する姿は、本当に涙なしには見られませんでした。
しのぶの命をかけた戦いは、ただ童磨を倒すだけでなく、カナヲや伊之助の成長にも大きく貢献しました。 彼女の遺志は確かに受け継がれ、鬼殺隊の勝利へと繋がっていったんです。
しのぶさんの生き様は、鬼滅の刃という物語を語る上で、決して欠かせない、本当に尊いものだったと、改めて感じますね。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。