頂き女子りりちゃん懲役9年・罰金800万円の実刑判決|1億5000万円以上を詐取

名古屋地裁は、「頂き女子りりちゃん」として知られる渡辺真衣被告(25)に対し、男性から1億5000万円以上をだまし取った詐欺などの罪に問われ、懲役9年の実刑判決を言い渡しました。

渡辺被告は、マッチングアプリなどで知り合った男性3人から現金をだまし取り、その所得を申告せずに脱税するなどの犯罪行為を行ったとされています。判決では、彼女の行為を「身勝手で刑事責任は相当重い」と指摘し、懲役9年と罰金800万円の刑が言い渡されました。

 

頂き女子りりちゃん懲役9年・罰金800万円の実刑判決|1億5000万円以上を詐取


2024年4月22日、名古屋地裁は、SNSで「頂き女子りりちゃん」を名乗り、男性3人から計約1億5千万円をだまし取ったとして詐欺などの罪に問われていた渡辺真衣被告(25)に対し、懲役9年・罰金800万円の実刑判決を言い渡しました。

この事件は、SNSの闇と、人間の心の弱さを浮き彫りにする衝撃的な事件として、多くの人々の注目を集めました。

■事件の概要
被告人: 渡辺真衣被告(25歳)
罪名: 詐欺、脱税
被害額: 約1億5千万円
判決: 懲役9年・罰金800万円
犯行方法:
マッチングアプリで知り合った男性3人に好意を抱かせ、金銭をだまし取る
金銭をだまし取る方法を記したマニュアルを販売
マニュアルを購入した女性と共謀して詐欺を働きかける

■2. 事件の背景
渡辺被告は、SNSで「頂き女子りりちゃん」という名前で活動し、裕福な生活を送る様子をアピールしていた。
被害者たちは、渡辺被告の華やかな生活に憧れ、お金を貢いでしまう。
渡辺被告は、被害者たちの弱みに付け込み、巧妙に金をだまし取っていた。  

 

頂き女子りりちゃん懲役9年・罰金800万円の実刑判決の波紋


起訴状によると、渡辺被告はマッチングアプリなどで知り合った男性から1億5000万円以上をだまし取り、その所得を申告せずに約4000万円を脱税したとされています。

一方、弁護側は「ホストに利用された」として寛大な判決を求めましたが、検察側は「身勝手極まりない行為」と主張し、厳しい判決を求めました。

この判決について、お笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴは、渡辺被告の行為について「興味深い人生ですよね。傷つくことを恐れるあまり、他人を傷つけてしまう方にまわってしまう」とコメントしました。また、彼女が作成した詐欺の手法を記したマニュアルについても言及し、「今の若い子の罪の意識のレベルの低さを表してますよね」と述べました。

罰金が払えない場合には労役場留置になることがあります。これは、刑務所の中で強制的に労働をさせることで、罰金の支払いの代わりにする制度です。ただし、労役場留置の期間は最大でも3年間までと定められています。

 

頂き女子りりちゃん懲役9年・罰金800万円の実刑判決の教訓


SNS上の情報は鵜呑みにしない: SNS上で見る情報は、必ずしも真実とは限りません。華やかな生活を送っているように見える人でも、実際は借金を抱えているなど、苦しい生活を送っている場合があります。
他人に簡単に金銭を渡さない: どんなに親しくなったとしても、他人に簡単に金銭を渡すのは危険です。特に、SNS上で知り合った人からの金銭要求には、十分注意が必要です。
誘惑に負けない強い心を持つ: 金銭的な誘惑に負けず、自分の意志で行動することが大切です。