デフヴォイス(ドラマ)感想|能美の息子の脅迫は?

草彅さん主演のNHKドラマ『デフヴォイス』で能美の息子が、パーティで姉妹だと判り二人を(どちらかだけ?)ゆすっていたと言っていましたがどんな事で脅迫していたのでしょうか?

 

デフヴォイス(ドラマ)|能美の息子の脅迫は?

 

『デフヴォイス』で能美の息子が、パーティで姉妹だと判り二人を(どちらかだけ?)ゆすっていたと言っていましたが、どんな事で脅迫していたのかというと、セレブの手塚家のお嬢様が実は殺人犯の娘であることを世間に公表することをネタに手塚家(あるいは妹)からお金をゆすろうとした。

あるいは肉体関係も狙っていたのかもしれません。

目的は裁判の証言で、元々は、脅迫されて性的関係を迫られた、ただ、内心は能美の息子を愛していたとも言ってました。

そのため、妹に性的関心を持つ能美の息子が憎くて殺人の動機になったとも言ってました。

 

デフヴォイス(ドラマ)感想



理事長は持病のため、深くない傷でも血が止まらなくなっての失血死。

17年前、幸子が性被害を受けていた時、理事長の息子は17歳。父親のしていることを真似て、息子も幸子を当時虐待していたのです。
その後、理事長の息子は、門奈輝子が手塚瑠美と名前を変えている(=犯罪者の娘であることを隠している)ことを知って脅迫、そのことを知った幸子が妹を助けようと理事長の息子を殺害、という流れでした。

これなら納得です。

あと、結婚式で妹が打ち明ける場面ですが、原作では音声はなく、手話だけで打ち明けています。
ですから、手話が分からない大半の参列者は何を話しているのか分からず、手話が分かる人にだけ伝わりました。

これも原作の方が良かったです。

あまり「原作の方が良かった」という感想は言いたくないのですが、このドラマに関しては「なんで変えてしまったんだろう」と疑問に感じています。


前編が素晴らしかったので、後編の物語の雑さ・粗さが目立ちます。
特に、謎の回収に無理があり過ぎて視聴者の頭の中は「?」だらけです。
ただ、ろうの役者さんたちの演技は見ごたえがあります。
シリーズ化ではなく
草なぎさんを主役にした、ろう者に寄り添うスピンオフ(サスペンスではない)がぜひ見たいです。



「繰り返します」というとかならず癇癪を起こすのがわかってるのに
なぜ相変わらず同じことをするのか不思議でした。


主人公はもちろんだが、当事者俳優の演技が眩しかった。後編は駆け足で終った感がするので、せめて前中後の3回分放送があると良かったかも。原作は視聴前後どちらかで一度読んだほうが、ストーリーの細かい意味が理解しやすいと思う。兄は、原作より荒っぽく表現されていた。これは、聞こえる人向けに強めに設定されたように思う。
デフ・ヴォイスは、シリーズで出版されている。シリーズの放送を望む。